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2015年3月20日 (金)

人間国宝の桂米朝さん亡くなる

人間国宝の桂米朝さんが昨日、平成27年3月19日に亡くなったようだ。姫路出身の彼については、生前、彼と歳の近い父がよく話していたので、覚えている。彼は生まれこそ、中国大連だが、父親の実家の姫路市で育った。頭もよかったようで、旧制姫路中学、現在の兵庫県立姫路西高校を卒業している。

ところが、彼は早くから落語に関心を示し、学業は疎かになったようだ。そして国は戦争に突入し、戦後、復員後、昭和22年、桂米団治に入門。その過程は、よくラジオで話されていた。落語に関心を終生、持ち続け、その道を極められたことは、素晴らしいことだ。

ただ、父が言っていたのは、「彼は落語の名人ではない。落語の研究者で、落語学者だ。確かに話は正確だが、やや面白さに欠ける。話が淡々とし過ぎて平坦になる。むしろ、上方落語が衰退し、落語のネタが散逸していたのを集め、作り直し、集大成したことの方が評価できる」と。

父は、そう言いながら、姫路出身だからということで、彼の落語をよく聞いていた。父らしいなあと思ったものだ。いずれにせよ、桂米朝さんは、上方落語の中興の祖と言われるくらい、落語界に貢献した。そのことは誰も否定できない。ご冥福をお祈りする。享年89歳。

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