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2015年6月13日 (土)

地方は姥捨山か

一応、民間団体の「日本創成会議」が、東京圏の高齢者の地方移住を促すよう求めて騒ぎになっている。これは政府が東京一極集中の是正に向けた地方創生の一環として高齢者移住を推進する方針とリンクする。

そもそも「日本創成会議」の議論は、統計データをベースになされた机上の理論。地域の実情を把握した上での提言でないので、どうしても説得力は弱い。彼らの提言に政府が乗ってしまうと、間違った政策になりうる。

今回の提言は、単に地方は姥捨山か、ということになってしまう。極めて危うい議論だ。高齢者にも、それぞれ歩んできた人生があるし、生活がある。都会で生活してきた高齢者が、ある日、突然、地方に行けと言われても、若い時と比べれば、順応力も弱いし、姥捨と感じるのも無理はない。

それに地方は、高齢者ばかりなのに、今以上に高齢者を受け入れれば、活力の再生はない。却って負担になるだけで、ますます地方を弱体化させる。東京のエゴで、地方に負担を押し付ける発想は頂けない。

「日本創成会議」は、データの解析は、いいとしても、変な提言は止めて頂きたい。

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