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2015年9月28日 (月)

経済的難民の受け入れは成功しない

現在、欧州では、経済的難民の受け入れで大騒ぎだ。欧州は、経済的メリットを考えて、従来から貧しい国々の移民を受け入れてきた。主に、旧植民地から受け入れ、彼らが嫌がる安価な仕事をさせて、自分たちは楽をしようとするものだ。そして、移民は一般国民に受け入れられず、いつまでも差別される(*注)。

残念ながら、欧州各国が、今回、経済的難民を受け入れるのも、経済的メリットという思惑が働いているものと思う。ただ、受け入れ国の一般国民は否定的だ。それはそうだろう。いつまでも、社会に溶け込まず、「異物」な存在は、国が考えるより目障りだろう。経済成長という即物的発想では、国はまとまらない。

難民には、政治的難民と経済的難民に区別されるが、経済的難民を受け入れるのは、問題が大きいし、根本的な問題は何も解決せず、むしろ問題を複雑化させるだけだ。彼らが疎外されれば、結局、イスラム国などに駆け込み、テロの要員になるだけだ。

これでは、一体、何をやっているのやら。経済のためにやったつもりが、却って自国民を苦しめることになる。思慮の足りない為政者たちが、一般国民をも苦しめる結果になる。むしろ、先進国が、やるべきことは、難民当該国の文化を尊重しつつ、政治・経済のリーダー育成だろう。欧州先進国リーダーには、深い思慮の下に、発想の転換が求められる。

為政者の思惑で、経済的難民を受け入れても、何も解決しない。そのことに気づかねば、欧州は、今後も没落していくかもしれない。

*注

在日といわれる方は、複雑で、「政治的難民」と「経済的難民」が複雑に絡まっている。

*参考

1951年制定の「難民条約」では、難民を、

 一、人種

 二、宗教

 三、国籍、

 四、特定の集団の構成員

 五、政治的意見

を理由に、迫害を受ける恐れのある人などと定義。

2015年9月31日の国連本部の演説でも、安倍首相は、難民支援について、「難民を生みだす土壌を変えるために貢献していきたい」と述べている。

また、官邸筋は、「難民移民が定着できるような法的な裏付けを含めた政策を打ち出した上で、受け入れを表明しなければ無責任になってしまう」と語っている(以上、毎日新聞)。

安倍首相の発言は、同意できるのに対して、官邸筋の発言も、ほぼ同意できるものの、社会の受け入れの雰囲気が整わないと、法的に整備されても、国は混乱する。難民受け入れは、今まで同様、慎重さが求められる。

*追記

民主党幹部は、この問題に関して、情緒的な見解を示しているが、深い考えがなさそうである。海外から指摘されたからと言って、それに従うのは愚の骨頂である。

*2015年10月10日追記

この問題に関して、毎日新聞が頓珍漢な記事を載せている。この問題は、人道主義だけで解決できる問題ではない。民主党幹部同様、情緒的な見解は、馬鹿げている。

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