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2015年10月 2日 (金)

安倍政権の対ロ外交の過ち

安倍首相は、なぜロシアのプーチンとへらへら笑いながら会談するのだろう。国民からすれば、もっと毅然とした態度を取るべきだと思う。あれだと、ロシアに軽く見られてしまう。一体、首相の精神構造はどのようになっているのだろうか。本当に領土交渉に臨むようには見えない。

そもそも、外務官僚も含めて、政府外交関係者は、当面、ロシアとの領土交渉は難しいと思っているはずだ。一体、ロシアの弱みは何か。それは明らかに資源だろう。潤沢に持っている資源は、国際市場価格に左右される。すなわち、資源価格を低下させることが交渉の糸口になる。

よって日本としては、安易に資源をロシアから輸入しないことだと以前から述べてきた(残念ながら、現在は、輸入を増やしている。一部財界や民間企業の動きは国益に反する)。国としては、国際価格が下がるように動くべきだろう。例えば、ロシアがシリアのアサドを支援するのも、資源価格の下落を望まないのは明らか。

逆に言えば、ロシアが望まないことを日本が米国と協力して、やればいい。アサドを徹底的な叩き、政権を崩壊させ、資源価格を下げることを仕組む。そのためには、シリアを支援しているイランにも働きかける。

もちろん、米国は自国のシェール価格を維持するために、過度の価格下落は望まないかもしれない。しかしながら、ロシアを弱体化させることは希望しているだろう。それは日本の国益とリンクする。安倍首相は、ちょろちょろとロシア首脳と会う必要はない。彼らが土下座してくるのをじっくり待てばいい。熟柿は落ちるのだ。

*2015年10月10日追記

米国は、日本がロシアに対して接近しているのを不愉快との報道があった。このことを米国の内政干渉と報道する向きもあるが、ロシアは簡単な国ではない。現況、ロシアは日本の経済協力が欲しいだけ。最終的には、取るものだけ取って、北方領土は返還しない可能性の方が高い。米国の懸念は、ロシアという国をよく知っているだけに、日本への忠告とも受け取れる。また北方領土返還交渉には、歴史的背景から、米国・英国の協力が必須だということを忘れてはならない。

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