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2015年10月28日 (水)

把手共行~『無門関』より

ライバルに勝つというのは気持ちのいいものかもしれない。勝てば官軍、負ければ賊軍という言葉もある。であれば、勝つためには何をやってもいいのか。ただ、そのようにして勝っても、最終的に残るのは虚しい気持ちだけだろう。

ライバルという相手が存在して、自己の存在が確認される。対立するライバルを徹底的に打ちのめして、その存在を消してしまっては、自分の存在も危うくなる。であれは、ライバルとは競争しつつ、共存する道を考えた方が賢い。

『無門関』では、「把手共行」という言葉で表している。もちろん、これは競争しないという意味ではない。競争や対立から一歩踏み出す大切さを意味する。仏道の修行のあり方を説いているのだが、我ら俗世間でも役立つ考え方と思う。

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