« 明るく振る舞うこと | トップページ | 日々の風・プロフィール »

2015年12月 6日 (日)

大塩中斎の漢詩 『四十七士』

平成27年も、年末は赤穂浪士の季節です。赤穂では、12月5日から「忠臣蔵ウィーク」に入っており、12月14日の「赤穂義士祭」に向けて、様々な催しがされる予定です。14日当日、日程が合わない人も、パンフレット等で情報入手して、訪ねてみる価値はありそうです。その他に、赤穂市歴史博物館の「源氏流いけばな」展や、赤穂市立美術工芸館(田淵記念館)の「京都画壇・鈴木派の隆盛」点も開催中です。

さて、今回は、かなり前にも取り上げた大塩中斎の漢詩 『四十七士』 です(2008.11.4付でブログにしました。内容は重複しますがご容赦を)。

    臥薪嘗胆幾辛酸

    一夜剣光雪に映じて寒し

    四十七碑なお主を護(まも)り

    凛然(りんぜん)冷殺す奸臣の肝

解釈は、今更不要でしょうが、蛇足で付け加えると、次のようになるかもしれない。

「多くの辛酸に耐え、雪の降る中、赤穂義士四十七人は、待ちに待った機会を得て、ついに主君の仇を討った。そして、今、泉岳寺では、四十七士は、石碑となっても、主君を守るように並んで、いつの時代にもいる奸臣たちの肝を冷やさせているようだ」くらいかな。なお、凛然は、「広辞苑」では、「寒気がはげしく身にしむさま」とある。

大塩中斎は、大塩平八郎。陽明学者だった。天保の大飢饉の折、貧民救済を願い出たが許されず、自らの蔵書を売って、多くの大坂市民を救った。大塩平八郎の乱は有名だが、乱の責任を取り自刃している。この漢詩が、いつ頃作られたものかわからないが、自分の思いと四十七士の思いが重なったものだろう。

|

« 明るく振る舞うこと | トップページ | 日々の風・プロフィール »

姫路と播磨」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99784/62816099

この記事へのトラックバック一覧です: 大塩中斎の漢詩 『四十七士』:

« 明るく振る舞うこと | トップページ | 日々の風・プロフィール »