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2015年12月19日 (土)

神戸ゆかりの美術館の『わたせせいぞうの世界展』を観覧

神戸生まれの、わたせせいぞうの漫画と言えば、若い頃、透明感ある色彩には、少し憧れた世界だったかもしれない。おしゃれな若い男女の姿を描いていて、このような世界もあるのかなと思ったものだ。ただ、学生時代、どちらかと言うと、硬派だった流風にとって、社会人になっても、軟派のわたせワールドには、少し反感も持っていた。

それに、彼の描く男女は、都会のミドルアッパーないしアッパーの子弟の物語のように思ったからだ。そういう意味では、流風とは、ほど遠い世界。当時、ファッショナブルで、おしゃれな男女に憧れに感じる面もあったが、庶民には、ありえない世界と思っていた。でも、別の面から見れば、彼は当時の若い人たちに夢を与えていたのかもしれない。

今回、神戸ゆかりの美術館では、彼の画業40周年として、『わたせせいぞうの世界展~ハートカクテルからアンを抱きしめて~』を開催している。今回は、「色彩の旅人」と呼ばれる、わたせのデビュー作から新作まで、イラスト原画や原稿など130点を紹介している。

若い時の思い出もあるのだろう。結構、高齢の女性の方も訪れていた。時を超えて、楽しむのもいい。若い方々も、自身に重ね合わせて、これからの恋愛、あるいは現在進行形の異性と楽しむのもいいかも。2016年1月11日まで。

なお、同時開催として、『神戸ゆかりの芸術家たち』として、21点の絵画と1点の塑像が転じてあるので、そちらも楽しめる。すべて、レベルの高い作品ばかりだ。会期も同じ。

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