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2016年2月 7日 (日)

孫崎 亨著 『日本外交 現場からの証言』を読了

少し前に、孫崎 亨著 『日本外交 現場からの証言』(創元社刊)を読了していた。ブログの記事に載せるか、少し迷った。著者は、元外務官僚で、論評しにくい外交問題だからだ。多くの意見に共鳴できるが、それ以上のことは記せない。

構成は、Part1とPart2に分かれており、Part1は、「日本外交 現場からの証言・日本が蘇るための唯一の戦略とは」となっており、Part2は、「日本外交 現場からの証言・今こそ生かすべき、この斬新な外交理念!」となっている。

これ以上の内容を示すことは差し控えるが、一般人にも読みやすい内容になっている。また若い方が、将来、外交官を目指すのなら一読に値する。ただ、最近の外務省は、昔と違って、自由闊達さが失われているようにも感じる。組織が劣化しているのかもしれない。その点は注意を要する。

また著者は指摘する。外務省は、情報収集し、慎重に諸政策を検討している。だが、マスコミが時として、騒いで、感情的に折角の政策をダメにしてしまうことがある。マスコミや一般人は、感情に流されず、静かに外交政策を見守って欲しいと言っているように思う。

外交は、相手国との認識の違いを理解して、ギブアンドテイクしなければならない。自国の主張を押し通すだけでは、何も成果は得られない。この点に関しては、流風も反省せねばならないのかもしれない。マスコミに煽られて、外務省が頼りなく感じることがあった。意見を述べることはいいと思うのだが、今後、冷静な批評を心掛けたい。

*追記

内容について具体的に記さなかったが、日露戦争は、ドイツの某男爵の謀略で、引き起こされたものであるとあり、驚いた。要するに、ドイツにロシアが攻めて来ないように、日英同盟を促し、日露の国民性を利用し、日露が戦争するように仕向けたというのである。今まで、残念ながら、その事実は、全く知らなかった。

これで行くと、ロシアも日本同様、被害者ということになる。浅い知見で、外交を語ってはいけないのかもしれない。ただ、本当の敵は誰なのか、国民も冷静に考える癖をつける必要があると言える。

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