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2016年2月 2日 (火)

甘利問題を考える

甘利明前経済担当相の金銭授受問題は、ようやく報道は落ち着いているが、マスコミ各社の報道姿勢は甘い。政治報道が、権力におもねて、慎重になり過ぎている。だが、本質は深刻だ。自民党の金権体質は改まっていない。

もちろん、昔の田中角栄のような規模の大きいものは少なくなったかもしれない。それでも、選挙になると、お金に依存しすぎる。甘利氏は、金銭感覚がマヒしている。過去にも、このようなケースがあったと判断される。

甘利問題は、甘利氏の政治体質に付け込まれたと言うべきだろう。大臣室でお金を簡単に受け取るような、わきの甘さ。また、甘利氏は、軽々に他省のことに口を出す、お調子者と言えないこともない。彼の政治姿勢も問われる。

彼は労働大臣の頃から、他省の政策にも口を出すような男だ。特に原発推進に力を入れ、反対する官僚を追い出したことは有名だ。この時、既に裏社会とつながっているという噂も流れた。確かに原発とか建設業は、彼らの力に依存する部分もあるが、いつまでも、そうであってはならないだろう。

別の見方をすれば、彼の行動は、当時の権力者に、阿(おもね)たと見られても仕方ない。日和見主義は仕方ないとしても、度を超していた。そういう政治体質を今回も付け込まれたと言うべき事件と捉えられる。

凡そ、すべての政権に対して、弱みを握ろうと内外から、いろんな働きかけをされる。大臣になろうとするならば、身辺整理をするとともに、他者に付け込まれないように、秘書・家族も含めて、態勢を整え、意識を高める必要があるが、それができていなかったと察する。自民党の政治体質を変えて行かないと、今後も、この種の問題は起こりうる。

更に、選挙に勝つことを意識しすぎるため、怪しい人々との付き合いもする。甘利氏の記者会見での発言で、「小選挙区で勝ち抜くには、いい人だけと付き合うだけでは駄目だ」というような発言をしていたが、何をか言わんである。

自民党は、税金から政党助成金を受け取っているにも、かかわらずである。政治活動に、お金をかけすぎるから、お金に執着するようになる。大臣クラスで、このような感覚のだから、後は推して知るべしだ。

今の時代、国民に議員の活動をアピールする機会は、十分にある。きちんと政治活動すれば、選挙で負けるはずはない。もちろん、国民の投票行動も、利益誘導型を望まないなど、変える必要もある。でも、その前に、自らの政治活動を正すべきだろう。

*追記

今回の問題報道をしたのが、なんと『週刊文春』だったのは、少し驚きを禁じ得ない。この週刊誌は、保守系と見られているからだ。この手のスクープでは、『週刊現代』か『週刊ポスト』に持ち込まれるのが普通だ。今回のスクープには、深い裏がありそうに思う。

*2016年2月11日追記

甘利氏に対する、いろんな事実が次々と明らかになっている。この議員は完全に「黒」だろう。自民党も、議員辞職させないと、党の姿勢が問われるだろう。

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