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2016年2月27日 (土)

『アラン・エイクボーン戯曲集』を読了

少し前に、本仮屋ユイカさんのブログで、出演されている舞台の台本の原作が、イギリスの人気劇作家アラン・エイクボーンのものだと知った。舞台には行っていないが、彼女のブログによると、舞台は、結構、笑いが取れて盛況だったらしい。

普通、そういうことには無関心なのだが、妙に気になって、ネットで検索して、彼の翻訳本 『アラン・エイクボーン戯曲集』(出戸一幸訳。新水社刊)を入手して、先日、読了した。「こちらがあたしのお父さん」、「ばらばら」、「ハッピィ・バースディ・トゥ・ミィ」、「見えない友達」、「ドアをあけると、、、」の5作品が収載されていた。

アラン・エイクボーン氏は、1939年ロンドン生まれで、劇作家であり、演出家でもある。スカーバラにあるスティーヴン・ジョウゼフ劇団の円形劇場が活躍の場であるという。また1997年にはナイトに叙せられており、イギリスでは有名な人のようであるが、私は知らなかった。

作品の内容は、多くの人たちが経験する男女の言葉のやり取りのすれ違いによる過誤や誤解から生じる悲喜劇、見えないものが見える人の苦悩と悲喜劇、現在の悲劇的事実を知り、タイムマシーンに乗って過去のトラブルに巻き込まれつつ、過去を書き換える悲喜劇など。世界の、どこにもありそうな人間の内面を、やや皮肉的に探っている。

人は、生きていると、自分が正しいと思いこんだり、相手の認識を間違えたり、知っているようで知らなかったりする。あるいは、過去を懐かしみ、違った人生があったのではと妄想する。彼の作品は、心理学の面からも参考になるのだろうが、単に笑いとして受け止めてもいいだろう。

ただ、彼も言っているように、この戯曲を読んでも、それほど面白さは分からないかもしれない。やはり舞台で、役者の方々が演じて、魂を入れないと喜劇の面白さは、理解できないかもしれない。機会があれば、舞台を鑑賞してみたいが。

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