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2016年3月29日 (火)

富岡鉄斎 生誕180年

富岡鉄斎の美術には、若い頃から、どこかに惹かれて、よく観に行ったものだ。一番多いのは、清荒神清澄山内にある清荒神清澄寺の「鉄斎美術館」の『富岡鉄斎』展と財団法人 辰馬考古資料館の『富岡鉄斎展』だろう。

その他では、調べてみると、1997年に、京都国立近代美術館の『鉄斎とその師友たち』展、2008年に兵庫県立美術館の『南画って何だ?!』展も観に行っている。それらから受ける印象は、さまざまな絵の技法が取り入れられていることだろう。

ところで、今年は、富岡鉄斎 生誕180年だ。彼は、幕藩体制が揺らぎ始めた1836年(天保7年)に京都で生まれた。彼は教養の一つとして書画を学んだのだが、学問のためでもあった。時代の荒波にもまれて、様々な人々と交流する中で、人間形成されている。そういう意味で、彼も時代の子であることは確かだ。

そこには尊王攘夷派や開国派の対立があり、多くの周囲の人が過激な行動を起こし、悲惨な結果になったのだが、不思議と彼は巻き込まれなかった。それは武家の思考ではなく、商人の思考があったからとも指摘されている。時代を見るセンスは、冷静で、それは先進的な商人と接する中で、得たものと推定される(*注)。

その中で、いろんな画法を様々な人から、割と素直に学び、その時その時受け入れている。よって時代の流れと共に、その画法は異なっている。それでも晩年は、その画法も様々な画法が入り混じって固まったように見える。それが「鉄斎画」ということかもしれない。

*注

別の見方では、彼は難聴であったため、各種騒動に巻き込まれなかったという見方もあるようだ。そのために慎重に行動したということだろうか。ありえないことではない。

*追記

今年、2016年には兵庫県立美術館で、5月8日まで、『生誕180年記念 富岡鉄斎展』が開かれているようだ。ただ、最近は入館料が500円以上するところには行かないので、行くかどうかは分からない。というのは、一般1300円もするからだ。それに今回は、鉄斎美術館収蔵のものが多そうだから、それなら鉄斎美術館に行った方がいいようにも思われる。

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