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2016年3月15日 (火)

全て終わった「巨人、大鵬、卵焼き」

読売巨人軍の4選手の野球賭博でトップの辞任が発表されたのは、つい先日のこと。今度は、選手が自チームの公式戦の勝敗に絡んで現金のやり取りをしていたという報道。これも明らかに賭博の一種だろう。

民間でも、賭け麻雀や賭けゴルフがあると聞くが、大きい金額でなければ、当局も見逃しているのが現実としても、プロ野球の選手たちがやっていたとすれば、大きな問題だろう。考えられることは、このスポーツ業界全体の問題の可能性があるということだ。

気分を高揚するために、持ち込んだ手段かもしれないが、これは薬物犯罪と同列とは言わないが、望ましくはない。勝って祝杯を挙げることに比べれば、健全とは言いがたい。

それにしても、かつて言われた「巨人、大鵬、卵焼き」は完全に終わってしまった感がある。この言葉は、1961年に、通産省の官僚だった堺屋太一氏が経済報告で、「こどもたちはみんな、巨人、大鵬、卵焼きが好き」と言って広まったもの。

大鵬は引退して、既に亡くなっているし、卵焼きは、当時は高価な卵も、今は物価の優等生で、そんなに珍しいものでなくなっている。そして、巨人も、かつて「選手は紳士たれ」との訓戒も、今は虚しく響く。読売巨人も、渡辺氏の退任と共に終わってしまった。

最早、「巨人、大鵬、卵焼き」は、子供たちにとっても、憧れの対象ではないだろう。古い時代がやっと終わったと見るべきか。子供たちに、新しい憧れの対象は何なのか。もう一度、考えて必要があるかも。

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