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2016年3月 6日 (日)

平智之著 『なぜ少数派に政治が動かされるのか?』を読了

国民の多くが原発再稼働に反対であるのに、電力会社の都合を優先し、次々と再稼働されている。更に原発の寿命は40年であったはずなのに、いつの間にか延長される始末。一体、この国は、どのようになっているのだろうか。

そういう疑問を持っていた時に、少し前に、平智之著 『なぜ少数派に政治が動かされるのか?(多数決民主主義の幻想)』(ディスカヴァー携書刊)を読了した。この著書によると、原発推進派は、たったの0.6%。ああ、それなのに。論じられているのは次の内容。

第一章 多数派の声「原発ゼロ」が実現しない理由

第二章 経済弱者の声が政治に届かない

第三章 増税は大きな間違いだと気づくべき

第四章 日本の成長戦略に必要なグランドデザインを考える

第五章 政治家の通信簿はどうつけるべきか

通読して感じることは、結論としては、基本的に既存の法律の縛りが少数派に政治が動かされる理由だと思う。法律を改めない限り、こういうことが起こる。よって、どの法律を改廃するかが問われる。だが、基本的に、官僚が法律を改めることはない。彼らは、常に現状維持だ。そのために、多くのエネルギーを投じる。

よって政治家が、法律改正に努力しなければならないのだが、官僚依存しすぎると、改めるべきものも改まらない。もちろん、政治主導といって、官僚の言うことを無視するのも頂けないが、官僚におんぶにだっこの政策運営では、進歩しない。

政党や政治家は、どうするべきか。やはり現行の法律を常にチェックできるスタッフ(官僚OB、弁護士等)を抱えておくことが必要だとわかる。国民としては、そのような体制づくりをしている政党を支持すべきなのかもしれない。

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