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2016年4月29日 (金)

送別~杜甫の漢詩 『重ねて鄭錬に贈る』

久しぶりに、『唐詩選』を取り上げてみよう。杜甫の漢詩に、『重ねて鄭錬に贈る』というものがある。「重ねて」から判るように、この前に作った『鄭錬の襄陽に赴くに贈別す』という漢詩がある。鄭錬とは、人物不明だが、杜甫と同僚か年下の感じ。詩の内容から地方官であったようだ。彼は清廉潔白で、不正蓄財などできないタイプ。

中国は、今も昔も、官僚は、上から下まで、不正蓄財が、いわば常識になっている。現在の中国指導者層は、タックス・ヘイブンなどを利用して蓄財しているのは有名な話だ(さすがに、本人は直接関与していない。親類一族を使っての蓄財だ)。

汚職は中国4000年の歴史で、いかに現在の指導者が汚職追放と言ったところで、無くなることはないだろう。そのような環境下、不正をしないというのは大変なこと。却って仲間から攻撃を受けたり、嫌がらせを受けたりもするであろう。

その鄭錬が地方官を辞め、故郷に帰る時に、杜甫が詠んだのが、この漢詩だ。漢詩は、次のようになっている。

 鄭子将に行いては 使臣を罷めんとす

 嚢に一物の尊親に献ずる無し

 江山 路遠し 羇離の日

 裘馬 誰か感激の人為らん

訳すれば、次のようになるのであろうか。

「鄭錬君は、地方官を辞めて、故郷に帰ろうとされている。ところが、その旅行鞄には、(不正蓄財して)親に上げるようなものは何もなく、これから遠くまで山川を越えて厳しい旅をされるわけだ。何不自由なく贅沢な生活をしている人たちよ、いい加減に目を覚まして、彼の爪の垢を煎じて飲むべきだ」という感じかな。

杜甫のような嘆きは、心ある現代中国の庶民の中にもある感情かもしれない。結局、国を信じず、一族郎党のためにのみ働くという思考は今後も続くだろう。

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2016年4月28日 (木)

国連の内政干渉

国連による日本に対する内政干渉が、最近、非常に多い。これは某国が意趣返しとして仕掛けているのだろうか。最近、日本に対して、国連が発するメッセージは、ほとんど意味がなく、日本としては無視すれば、いいのだろうが、そのまま放置するのも頂けない。

彼らが、そのような発信を続ける理由は何なのか問う必要がある。場合によっては、日本は、国連への拠出を大きく減らすべきだろう。日本に敵対的な国連官僚を養う必要はないだろう。大体、彼らは金食い虫で、世界に何も貢献していないとも言える。暇で時間つぶしに、いろいろメッセージを発することは日本国民として許せない。

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2016年4月27日 (水)

第49代『姫路お城の女王』の決定発表

報道によると、2016年4月26日に、第49代『姫路お城の女王』の決定が発表された。『姫路お城の女王』は、市や地元企業などでつくる「姫路お城まつり奉賛会」が毎年、公募しているもの。

今回、選ばれたのは、中井綾子さん、満田芽生(めい)さん、中嶋佳奈愛(かなえ)さんの三名。5月20日から始まる「姫路お城まつり」でデビューし、21日に先代から引き継ぐ(大手前公園でで、午前10時30分から発表会がある)。その後、観光大使として、県内外の催し等で活動する。

3名とも、朗らかで元気そう。しろまるひめと共に、皆に活力と勇気(?)を与えてほしいものだ。

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2016年4月26日 (火)

『築城~職人たちの輝き~』展を観覧

兵庫県立考古博物館にて、『築城~職人たちの輝き~』展が開催されていたので観覧してきた。JR土山駅を降りて、ひたすら一本道を歩く。駅前は、以前に訪問した時より、商業施設ができて雰囲気が少し変わっていた。

案内板に従って、緑豊かな散歩道を歩いていくと、地域の高齢者の方たちが散歩されていた。ただ信号のない道が3か所ほどあり、要注意。結構、車が飛ばしているからだ。そこをてくてく約15分間、歩いていくと、橋にぶつかり、渡っていくと間もなく着いた。

今回の展覧会は、江戸時代の築城ブームの跡を追うもの。姫路城の築城の情景や、名古屋城、篠山城などの天下普請を紹介し、それを支えた職人たちの総意と工夫を「築城図屏風」や石曳図屏風」、各種道具を通じて、当時の技術や部材など116点を紹介している。

内容は次のようになっている(図録もあり、1080円)。

 Ⅰ 石垣の城の登場(織豊時代)

  Ⅱ 西国外様大名達の築城(慶長期築城ブーム)

  Ⅲ 「築城図屏風」「石曳図屏風」の世界

 Ⅳ 天下普請による築城(慶長後期~寛永期)

 Ⅴ 軍学に基づく築城(藩政期)

  Ⅵ 市井に息づく職人たち

それにしても、昔の人の築城技術は優れていたと思う。確かに、人海戦術の面はあるが、それでも、現代のような機械もなく、あのような城を造った。一体、城造りのルーツは、どこにあるのだろうかと思わせる展覧会。あの熊本城にしても、加藤清正の時代に造った石垣は、崩れなかったとか(崩れたのは、明治維新になって修理したものが多いらしい)。

展覧会では、多分、県立歴史博物館で、以前に見たことのある姫路城関係の展示も多く、これらは将来、例えば、仮称「姫路城考古博物館」を姫路城周辺に創っていただき、多くの観光客の目に触れるようにして欲しいものである。

会期は、前期が平成28年5月22日まで。後期は5月24日から6月19日まで。また、熊本城復興応援募金箱が設置されていた。

なお姫路城関係の催しでは、講演会が、平成28年5月7日に、午後1時30分より、「姫路築城と播磨の民衆」と題して、行われる(12時50分より整理券配布とのこと)。またイベントとしては、会期中の土・日の午後1時より、午後1時30分まで、「姫路城妖怪物語」と題して、紙芝居が催されるとのこと。

*追記

また5月14日の午後1時より3時まで、申込制だが、城跡ウオークとして、「姫路城~職人の息吹を訪ねて~」というテーマで、姫路城を訪ねて、石垣や櫓などを解説してくれるらしい。ただし、有料ゾーンには入らない。定員20名だが、申し込みは3月15日開始なので、募集は既に終わっているかも。一応、念のため連絡先を記す(079-437-5564)。

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ミカンの花とアゲハチョウ 2016

数日、満開だった牡丹の花も散り始めている。今咲いているのは、ツツジ、サツキ、シャリンパイ、苞(ほう)の方が花より目立つハナミズキ、ドウダンツツジ。全く目立たないものとしては、サンショウの花。これから咲くのを待つのは、シャクヤクとバラくらい。

そうした中、ミカンの花の蕾が増えていて、間もなく咲くのだろう。それに伴って、ミカンの木が好きなアゲハチョウの飛来が増えている。よく見るアゲハチョウの他に、クロアゲハもやって来た。

残念ながら、身体にオレンジの模様がなく、ジャコウアゲハではなかった。それに飛び方がせわしない。ジャコウアゲハは優雅にゆったりと飛ぶので、明らかに違う。ミカンの花が咲けば、多くのアゲハチョウで、少し賑やかになる。いずれジャコウアゲハも飛んでくることだろう。

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2016年4月24日 (日)

『歴史をいろどる群像』展(兵庫県立歴史博物館)を観覧

平成28年4月23日から始まった『歴史をいろどる群像』展(兵庫県立歴史博物館)を観覧してきた。兵庫県立歴史博物館の収蔵品で、兵庫県の歴史の資料を収集したものの内、今回は著名な歴史上の人物、舞台、名場面に焦点を当てて約80点を展示していた。

今回の展覧会で、各種歴史上の名場面を展示するのは約30年ぶりらしい。第1章、描かれた歴史人たち、第2章、歴史の記憶に残る名場面、第3章、歴史を支えた舞台に分けて展示。姫路城観光客の方にも楽しめる内容だ。この歴史博物館には、常設展示として「姫路城と城下町」というものもあるので、合わせて楽しんでもらえればいいだろう。

ずっと見て回ると、教科書や歴史書で、かつて見たことのある作品も多くあった。その一方、初めて見る作品も多く、この館では、本当に、色々な作品が所蔵していることに感心してしまった。こういう展覧会は、もっと頻度を上げて展示していいのではと思う。会期は、前期が平成28年5月22日まで、後期が5月24日から6月19日まで。

なお、より深く楽しんでもらうには、ネットで、「ひょうご歴史ステーション」で所蔵作品を利用して様々な番組を制作したものを公開しているので、参考にすればいいだろう。

 

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2016年4月22日 (金)

もうすぐ、姫路・手柄山スプリング・フェスティバル2016

後一週間もすれば、ゴールデンウィーク。いろいろ計画されている方も多いことだろう。でも、いろんな事情で旅行できない方は、せいぜい地元で楽しむしかない。特に小さい子どもさんがいると、行ける先も限られるかもしれない。

そんな時には、明日2016年4月23日から始まる「手柄山スプリング・フェスティバル」がお薦め(5月8日まで。期間中の4月26日と5月6日は休館)。お弁当を持って、自分のペースで歩き回るのもいい。ちょうどいいのが、公園内の6か所の施設を回る「手柄山中央公園スタンプラリー」もある。6か所とは、「手柄山交流ステーション」、「水族館」、「緑の相談所」、「温室植物園」、「平和資料館」、「手柄山遊園」。

スタンプ3個以上で、ペーパークラフト・花の種、6個以上で缶バッジがもらえるとのこと。また山上広場では、土・日・休日に限って、飲食物の販売がされる。子供さん向けの催しとしては、4月29日に、山上広場に、市役所の車(消防車、給水車等)の展示がある。

5月3日・4日には、同じく山上広場で、高校のフォークソング部や大人バンドによる手柄山ライブ「Call~誘い~Vol.3」が予定されている(ただし雨天中止)。5月5日は、手柄山遊園・平和資料館の入場料が無料になるとのこと。ちょっと、ふらっと寄ってみるのもいい。

各種問い合わせ先:手柄山交流ステーション

      TEL 079-299-2500

*2017年4月19日追記

今年は、4月22日(土)から5月7日(日)まで。催し内容は、2016年と似たような内容だ。

◎はたらく車大集合 4月29日の10時から16時まで。

◎高校生コンサート 5月6日・7日の10時から16時まで。

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日本の恥知らず~三菱自動車の不正

三菱自動車が自動車の燃費試験で意図的に本来よりも燃費をよく見せる不正行為をしたことが明らかになっている。三菱自動車は、以前にも、リコールにつながるクレーム情報を隠蔽し、国交省に届け出を怠り、2000年に発覚し大問題になったことがある。

この企業は、どうしようもないようだ。三菱グループは、慎重経営で知られるが、全くダメ。また、「組織の三菱」が裏目に出たともいえる。典型的な縦社会の弊害だ。顧客のことを考えず、常に組織の上を見て、保身に走る公務員官僚的体質は、どうしようもない。

三菱自動車の恥知らず経営は、三菱グループ全体の価値を毀損することは確かだ。三菱グループとしても、自動車経営から撤退する決断をすべきだろう。今のままでは、いつになっても経営体質は改められず、また将来、更に大きな問題を起こすことは間違いない。今、決断が求められる。

*2016年5月1日追記

一部マスコミには、三菱関係の広告欲しさから、三菱自動車の経営姿勢を強く批判できないところもある。情けないことだが、民放の限界かもしれない。三菱自動車は、早期に整理するしか道はないだろう。ぐずぐずすれば、関係業者が対応できないので、更なる不幸を招きかねない。

*2016年5月12日追記

報道によると、三菱自動車は日産の傘下に入るようだ。現時点で賢明な判断だろう。

*2016年6月5日追記

報道によると、規定の検査通りしていなかった「スズキ」に対して、国土交通省は、立ち入り検査しているようだが、これは結局、国土交通省の怠慢を表明しているとしか言いようがない。スズキの場合、三菱自動車のようなデータの偽装ではないので、ここまでする必要はないだろう。スズキが、全て正しかったとは言わないが、むしろ国の検査規定のあり方が問われる。

そもそも、大体、国土交通省が、モノづくりの指導が行えるとは思えない。所属官庁が経済産業省であれば、今回のような問題は起こらなかったかもしれない。

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2016年4月21日 (木)

ヤマトヤシキ姫路・リニューアルオープン

2014年末に経営破綻して、再生中のヤマトヤシキ姫路店が、2016年4月21日の本日、一部リニューアルしてオープンした。破綻前は、リニューアルの資金もなく、年々劣化していく施設にも対応できなかったが、やっと新しい体制ができて、施設が若返り、本当の百貨店らしくなった。

今日は、天候も悪く、リニューアルオープンしても、客足は悪いだろうなと思って、出かけたところ、多くの女性客で溢れていた。改装された新しい店やテナントを見て歩くと、地下1階の食料品売り場は、大変すっきりした感じ。新しいテナントも入り、雰囲気は変わった。特に、精肉「肉処 壱丁田」の特売には、人の行列が見られた。要するに、女性は、お買い得には敏感ということかも。

またお弁当の「味三昧」も出店していた。今までも、他のテナントがついでという感じで弁当を提供していたが、この辺に弁当屋はなく、スーパー(ボンマルシェ)の弁当以外、入手の仕方はなく、専門店の出店はいいだろう(できれば、姫路城の催しに合わせて、「大名弁当」とか「お姫様弁当」とか二段のヤマトヤシキオリジナル弁当が望まれる)。

その他に、「築地 中島水産」の鮮魚コーナーとか、「京都 京美」の野菜・果物コーナーもあったが、人が多くて、じっくり見ることはできなかった。それから今回からイベントコーナーが設けられていた。マイスター工房八千代の「巻き寿司」が販売されていた。

1階は、何といっても、「ザ ファーマーズドーター カフェ&キッチン」だろう。大手前通りに面しているので、それを活かした店づくりと思う。多くの人が利用していたが、本日はパス。兵庫県内の野菜を利用した健康的なオーダーメイドサラダを中心に、オープンサンドイッチやスープや各種飲料を提供していた。

その他は、お菓子関係のテナントが入れ替わったようだが、人が多くて、確認できず。後日、確認したい。ただ、化粧品売り場と菓子コーナーの組み合わせは、以前同様、違和感があり、中途半端。化粧品売り場は、上の階に上げてもいいのではないか(*注)。

売り場以外では、もちろん、リニューアルしたということもあるだろうが、記念の「プレミアム付きお買物券(10000円で11000円分の商品券)とか、「友の会 新規ご入会キャンペーン」をしていたが、対応窓口が狭く、行列が売り場まできて、少し問題。特設会場が必要ではなかったか。 

全体としては、売り場は、すっきりした感じだ。ただ本日は、行っただけの人も多かったようだ。入店時に、紙袋に入ったバラの花を頂けるのだが、それだけ持って、街を歩いていた人が多かったように思う。今後のさらなる改革と継続的な定期的なイベントと催しが求められ、常にマーケティングと客層分析が必要だろう。今後の頑張りに期待したい。

*注

特に、ヤマトヤシキの場合、ワンフロアの面積は、それほど大きくないので、階ごとに特徴のある印象に残る店づくりが必要と思う。何もかも詰め込むのは、今の時代、ナンセンス。捨てる勇気も必要だ(ただし、百貨店の場合、売り上げ効率だけを追い求めると失敗する。「魅せる商品」と「売れる商品」の組み合わせは大切だ)。

また、顧客は誰なのかを明確にすることも大切だろう。地元客なのか、観光客重視か。階ごとに検討が必要だろう。例えば、地階は地元客重視、1階は観光客重視とか。

店の顔である1階のフロアは、特に重要だと思う。イメージは高く、初めての顧客でも適度に滞留し、流れていくものが経営的には相応しい(流行っているイメージを植え付ける。現在の化粧品売り場は、残念ながら、その役割を果たしていない)。

そのためには売る商品の見直しも必要だろう。その上で、顧客の流れを上層階に誘導できる売り場づくりを検討することも大切だ。

*2016年5月15日追記

二階町通りが、暗く感じるのは、大手前通りから二階町通りへの入り口でもあるヤマトヤシキにも原因があると思う。現在、二階町側は、駐輪場として使用しているが、これが問題。大変、陰鬱な印象を受ける。駐輪場は廃止するか移転が求められる。その上で、二階町側の面を明るくすることが求められる。

現在は、ショーウインドウや商品の陳列に利用されているが、思い切って、喫茶ルームにしてはどうか。地下一階にUCC喫茶があるが、あれを一階に上げてもいい。あるいはドンクでもいい。そうすれば、現在壁になって暗い感じになっているのが解消されると思うのだが、素人考えであろうか。

*2016年6月16日追記

期待された「ザ ファーマーズドーター カフェ&キッチン」だが、午前中に行くと、あまり人が入っていない。女性客中心に、販促が必要だろう。例えば、店内で、一定の購入金額を越えた顧客には、午前中利用に限って、サービス券&割引券か無料試食券を渡すというのも一つの方法だろう。午前中の賑わい策が望まれる。

*2016年7月26日追記

ヤマトヤシキ周辺の駐輪は、社会実験ということで、取り除かれている(実際は2016年8月1日から2017年1月19日まで)。ちなみに社会実験は半年ということだが、駐輪禁止は、その後も徹底してほしい。

 

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牡丹の開花 2016

昨日から牡丹の花が次々と開花している。ほのかな香りと大輪の花。さすが、花の王様。いや、女王と言うべきか。ただ、先日にも記したように、咲くのは一種類のみ。他の種類は、蕾も大きくならず、咲きそうな雰囲気はない。

でも、この一種類の牡丹だけでも、ぱっと周囲の雰囲気を明るくしてくれる。ツツジやサツキも賑やかに咲くが、たくさん集まって庶民の雰囲気(笑)。「花がある」という言葉があるが、牡丹は、まさに相応しい。

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2016年4月19日 (火)

ツツジの季節 2016

いろんな嫌なことが起こるけれど、自然の方は、着々と前に進む。庭を見ると、かわいく咲いていたカリンの花やハナカイドウの花も終わりかけ。ドウダンツツジが満開だ。続いて、サツキも赤い花の方は満開。白い方はまだ咲く様子もない。

そして、華やかなヒラドツツジが咲き始めた。ピンクと白。これが満開になると、もう初夏の気分。球根関係では、黄色いフリージアが満開。アヤメも咲いている。その他では、目立たないが、シャリンパイが、もうすぐ咲く感じ。

ボタンも、蕾を大きくしている。ただ、黄色の花の一種類しか育たない。毎年、花の色の異なる新しい品種のものを植えるのだが、どういうわけか育たない。黄色の方は、どんどん株分けするほど増えていく。また株分けしても、しっかり育つ。強い遺伝子の持ち主なのかもしれない。

そして、シャクヤクが、少し蕾を付け始めた。咲くには、もう少し時間がかかりそうだ。ゴールデンウィークの頃には咲くかな。

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2016年4月18日 (月)

震災予測と熊本大地震復興支援

いくつかの地震が重なった熊本大震災では、大変な被害を受けられている。今回の震災で、ある程度「ガス抜き」されたという見方もある。ただ、最終確認には、余震の程度の低下まで、しばらく時間を要する。阿蘇山の噴火の拡大の可能性は残されたままだが、他の震災地同様、落ち着いてくれることを望みたい。

一部専門家によると、今回の震災は、中央構造線上にあり、これは西上する可能性が強いとする。となれば、400年前の悪夢の再来で、いつかは分からないが、愛媛、香川、徳島、和歌山、奈良の活断層が危うくなる。

そして、以前にも記したが、兵庫県は山崎断層が、それに影響されて活動する可能性がある。868年の播磨国大震災以来、大きな震災が起こっていないことを考えると、いつ起こってもおかしくない。

それに備えて準備とは言うけれど、簡単ではない。せいぜい、活断層の上に住宅を建設しないとか、耐震構造の家に住むとか、高層住宅に住まないとか、地震保険への加入、あるいは、それなりの経済的準備ぐらいしか対策はない。後は、結局、起こってからの対応と言うことになる。

さて、今回の熊本大震災に対しては、全国各地から様々な支援がされると思うが(*注)、「城友」で、観光入場者数を競う、姫路城と熊本城。被災した熊本城の修復には、5~6年かかり、最悪10年以上かかるという(現状、やや悲観的な意見が多い)。

しかしながら、熊本城は、熊本観光の核だろう。早期の修復が望まれる。熊本城は西南戦争で焼失し、1960年に外観復元され、内部はRC構造だが、城を建てた加藤清正の精神は受け継がれていると思う。

今回のように被災すると、生活面の支援に追われて、文化面の支援は後回しになりかねない。ところが、復興には文化の再生は欠かせない。確かに、お城の総合的文化的価値は、姫路城の方が高いかもしれない。それでも、熊本城には、住民の方が大切にしてきた熊本城としての歴史的価値がある。

また、観光客を迎えるホスピタリティーという面では、熊本城の方が優れているという評価もある。姫路は、まだまだ観光面では学ぶ必要がある。そういう敬意を以て、姫路で、前倒しで、熊本大震災支援応援キャンペーンを企画して、熊本城復興応援をして欲しいものだ。なお、姫路城では、熊本城支援のため、菱の門脇に、募金箱を設置している。

また、姫路城でもやっていた「愛城瓦基金」のようなものもいいかもしれない。そして、将来的には、被災者を姫路城に招くことも望まれる。その結果として、姫路と熊本の交流が強まればいい。

*注

今回の震災で、熊本県全域が震災に遭った訳でもなかろう。赤十字等への寄付以外では、「熊本県ふるさと納税」への参加も考えられる。その他では、熊本物産展の企画を上げ、取り組んでもいいと思う。「くまモン勝手応援セール」と銘打ってもいい。現在は、流通ルートの問題もあるだろうが、早めに手を打ってほしい。

*2016年4月20日追記

昨日の報道によると、熊本県は、県のゆるキャラ「くまモン」のイラスト利用申請を、熊本地震被災地支援チャリティーイベントや募金活動に限って、許諾不要の届け出制とすると発表したらしい。県くまもとブランド推進課所定の用紙とデザイン画をメールで提出することで、使用を認める。ただし、後日、支援活動の内容を報告してもらう。使用料は、熊本のPRにつながれば、国内企業は原則無料としている。

  熊本県くまもとブランド推進課

    TEL 096-333-2333

     メールはkumabura@pref.kumamoto.lg.jp

*2016年4月20日追記

政府は、一連の熊本地震について、「大震災」ではないとの認識を示している。それは過去の大きな震災では、多数の死者を出しているが、それに比べて今回は少ないという判断かもしれない。ただ、これほど大きい地震が短期間に集中していることは、地盤にボディーブローのように効いてくる。現在は「見えない災害」が近い将来起こらないとも言えない。

*2016年4月24日追記

熊本市は、「熊本城災害復旧支援金」として募金を呼び掛けている。詳しいことは、熊本市のホームページで。

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2016年4月17日 (日)

今更ながら、御着城跡に行く

先日、大河ドラマ『軍師 官兵衛』が放送されていた時に話題になっていた御着城跡に今更ながら、行ってきた。ふと気になると行動したくなる性分は変えられない(笑)。御着城は、別名天川城とも茶臼山城とも呼ばれたらしい。

JR姫路から普通電車に乗って、御着駅下車。そこから歩く。官兵衛ゆかりの地ということで、立て看板が設置されており、それに基づき、歩いていくと現地到着。こういうのがあると、方向音痴にも楽だ。

まず、行き着くところは、国道二号線が貫く歩道橋の南に、小寺政隆・則職・政職の三代城主と1579年(天正7年)の戦いで亡くなった人たちを祀る祠がある。小寺大明神という。毎年4月29日には、小寺家・黒田家・天川家の子孫と関係者による慰霊祭が行われているらしい。

そこから、歩道橋を渡ると、御着城跡がある。この地は、1441年頃には、既に構居が設けられ、1495年に、赤松氏の段銭奉行として、税を納める納所が設けられていたらしい。1519年に小寺政職(まさもと)が築城したと言われる。

御着城は、西と南は、天川を利用した二重の堀、東と北は、四重の堀をめぐらした城郭であった。茶臼山という高さ約5メートルの丘の上に本丸と二の丸を設け、外郭部には、家中屋敷・町屋を包含した総構えの城だった。

城跡の城址公園の西の一角には、後に祀られた官兵衛の祖父・重隆と生母・明石氏を祀る黒田家廟所もあった。もともと、心光寺に葬ってあったが、1587年に現在地に改葬したと言われる。二基の五輪塔である。

向かって左が、官兵衛の祖父・黒田重隆、右が、母・明石氏の墓標だ。なお廟屋は、1968年に黒田家によって修復されたものらしい。御着城は小寺氏の本城で、官兵衛が、その才能を認められて、家督を継ぐまで、この城で、小寺政職(まさもと)の側近として、仕えた。

1579年(天正7年)12月、政職が、信長に反旗を翻したため、秀吉に攻められ、御着城は約60年の幕を閉じた。なお、現在は、本丸跡に、城をイメージした姫路市東出張所が建てられている。

*注記

恥ずかしながら、どうしたことか編集を誤ったようで、コピー&ペーストがおかしくなっていたので、文章を再整理しました。

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2016年4月16日 (土)

熊本連続地震

2016年4月14日9時26分の熊本地震には、驚いた。当日、少し体調が悪かったので、早めに風呂に入り、就寝しようとした時、ふとラジオのスイッチを入れたところ、NHKの女性アナウンサーが、若干興奮気味に熊本地震が起こったことを報じていた。

それで、眠るどころではなく、報道を聞いていたら、規模は、震度7で、これは東日本大震災以来という。これは大変なことになったぞと思ったが、どうすることもできない。翌日、朝早く起きて、報道を確認すると、規模は、マグニチュード6.5で、2004年の新潟県中越地震より、やや小さい程度のように思われた。

ところが、余震は続いていたものの、本日16日に同じく熊本で、マグニチュード7.3の地震が起こった。これは1995年の阪神淡路大震災と同じ規模(*注)。となれば、災害の程度は、かなり大きくなる。違いは、都市部か地方都市かという違いだけである。

となれば、九州全土で被害が及ぶ。経済的負担も大きくなることだろう。日頃の備えが大切と言うものの、被災者の方々の今後の苦難が想像できる。ただ、現在のところ、原発事故につながっておらず、不幸中の幸いと言うべきか。

今回の地震で亡くなった方々のご冥福をお祈りすると共に、負傷された方々の早い回復を望みたい。被災者の方々は、しばらく、落ち着かないだろうが、気を強く持ってほしい。私は運命論者ではないが、助けられた8か月の赤ちゃん同様、「生」は天のなすままだ。生き残った命を大切にしてほしい。

*注

但し、マグニチュードの大きさは7.3で同じだが、震源の深さでは差異がある。阪神淡路大震災では、震源の深さが16キロであったのに対して、今回の熊本地震では、震源の深さは12キロとされている。震源の深さが大きいほど、被害は大きくなる。ちなみに、東日本大震災は、マグニチュード9.0で、震源の深さは24キロだった。

なお、国土地理院は、今回の震災の地震エネルギーは、阪神淡路大震災の1.4倍と発表したが、比べ方に疑問が多い。また、経済損失は、これに必ずしも比例しないことも確かだ。

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2016年4月14日 (木)

播磨地域周遊券の必要性

播磨圏域連携中枢都市圏が形成されてから、様々な施策が期待されているが、今後は観光に於いても、連携が期待される。そこで、必要と感じられるのが、「播磨地域周遊券」だ。播磨圏は、交通機関は、JR、山陽電車、神姫バスが主要交通機関だ。それにタクシーが加わる。

ただ、車を使わず、公共交通で、観光をするとなると、割高な料金になってしまう。それに時間のロスも大きいから、姫路城観光で、姫路に来ても、追加のちょっとした周遊の気持ちも沸かなくなる可能性も高い。

確かに、神姫バスには、「姫路城ループバス」とか、バスセット乗車券として、「姫路セントラルパーク(サファリパーク&遊園地とバス乗車券のセット)、「書写山ロープウェイ(書写ロープウェイ乗車券とバス乗車券がセット)のようなものは比較的普及している。その他にも、「城下町散策フリーきっぷ」とか「姫路観光周遊ワイドフリーキップ(1日券・2日券)がある。

でも、これらは姫路市内に限ったもので、市外との連携はない。いくつかのコースに分けて、早く割安な、「播磨地域周遊券」を各市町村とJR、山陽電車、神姫バスが一体になって作ってほしいものである。

*追記

 神姫バスの「お得な乗車券」

  http://www.shinkibus.co.jp/rsn/valuecoup/valuecoup.html

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2016年4月12日 (火)

池上英洋著 『官能美術史~ヌードが語る名画の謎』を読む

以前にも記したように、最近は、海外の美術品の鑑賞は避けている。若い頃は、ただ海外の作品というだけで、よく見に行ったものだが、当時は、作品が美しいかどうかという外観しか見ていなかった。若い時は、それでもいいと思うのだが、段々それでは楽しめなくなる。

それなりの西欧の文化の知識が必要なのだが、どうもわかりにくい。ギリシャ神話とかローマ文化、あるいはユダヤ教やキリスト教まで踏み込まないと、美術品の意味するところが理解できない。そういうことで、最近は、美術館等で、そのような展覧会があっても、すべてパスしていた。

ところで、先日、書店を、いつものように、うろうろしていたら、隠すように、ある書籍が置かれていた。それが池上英洋著 『官能美術史~ヌードが語る名画の謎』(ちくま学芸文庫刊)だ。まさか子供さんに配慮したわけでもないだろうが(笑)。その帯によると、「200点以上の名作で読む西洋絵画の美の秘密」とある。

ぱらぱらとめくると、芸術ではあるけれど、女性のヌード画のオンパレード。ちょっと興味本位で買ってみたのだが、西欧美術の背景が詳しく説明してあって、なるほどという内容。先日は、日本の古典を楽しむための本として、橋本治著 『性のタブーのない日本』を取り上げたが、今回は、洋画を楽しみ理解するための入門書とも言うべき本だ。

著者は、美術史家で、東京造形大学准教授。非常にわかりやすく説明が施され、西欧の愛の形を絵を通して説明されており、西欧美術鑑賞初心者にも好適書だと個人的には思う。これを機会に、再度、もう少し海外の美術品にも関心を持ってみようと思う。

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2016年4月11日 (月)

今回の里芋は大正解

里芋は、好きな食材だが、時期により、いつも美味しいとは限らない。その中には、ゴリがあるものもあるし、一部腐っていることもある。売り場では、包装されているし、外観では、判断しづらい。結局、皮を剥くまで分からない。

父が好んだように、小芋がいいが、いつも売っていない。ところが、今回買った愛媛産は大正解。普通の大きさの里芋だが、ゴリもなく、腐ってもいなかった。今ままでの経験だと、まれなこと。小市民的には大変嬉しい。

早速、大根、ニンジン、揚げと共に調理し、出汁、みりん、酒、しょうゆで煮て、食したが、美味しかった。南蛮漬けと、冷奴、麩入りの味噌汁で、満足満足。好い食材を得ると、本当に幸せだ。

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2016年4月10日 (日)

桜の龍野城に行く

久しぶりに龍野城に行ってきた。過去に、度々訪れているが、桜の時期は、多分初めて。JR姫路駅から姫新線に乗って、本竜野駅下車。懐かしい道を歩く。途中には、「ヒガシマル醤油」関係の施設が多い。また、そうめんの「揖保乃糸」の関係施設もある。道々、桜の花を眺めながら歩く。

揖保川に架かっている龍野橋を越えると、古い建物が並んでいる。休日なのに、朝早いためか、人通りも少ない。時々、高齢のお婆さんグループと出会う。地元の人たちの散歩であろうか。そうこうするうちに、城につながる坂道に到着。登り切ると、そこに龍野城が見えた。

そこには桜の木がたくさん植えてあり、満開の花が、はらはらと散って、絨毯のようになっている。その上を歩きながら、龍野城に到着。人は、ほとんどいない。桜の花を独占状態、贅沢な眺めだ。姫路城の桜もいいが、ここは、ゆっくり見ることができた。

観覧無料の城内に入ると、甲冑や兜の展示があり、挨拶すると、突然、担当の人が、本物の兜をかぶせてくれた。重い(笑)。初めての経験。祭りでは、プラスチックで作られた兜らしいが、本物は重い。甲冑と一緒で20キロ近くになるらしい。それで動き回るのは大変なこと。

その後、甲冑について説明を受け、城内を見て歩く。昔の雰囲気で、気持ちいい。各部屋には書が架かっており、武家屋敷らしい趣。タイムマシーンで、あの時代に来た感じ。でも、一部は、現代的な手が入っていた。新しく手を入れるのも仕方ないのかもしれない。城から出ると、入城した時には、おられなかった、いくつかの高齢者グループがベンチに腰掛け、桜を楽しまれているようであった。

そして、近くにある龍野歴史文化資料館に行く。今回の目的の一つであった『秀吉からのたより』展(2016年4月10日まで)を見るためだ。このことについては、以前、ブログに記した。龍野神社にあったが水損で放置されていた資料が、東京大学史料編纂所により、修復されたもの中心の展示。

秀吉が脇坂安治に宛てた手紙を解読されたもの中心に、龍野神社に伝来している宝物等が多く展示されていた。改めて、秀吉の指示が細かいと感じた。そして、秀吉と脇坂家は、他の家臣と比して、つながりが深いように思う。脇坂家は、徳川時代になっても、時代をうまく泳ぎ切っており、その処世も注目される。

帰路は、少し道を変えて、桜並木を楽しみ、駅へと向かった。龍野は落ち着く町。ただ、飲食店は、駅近くにはあるが、城の周辺は少なく、少し勿体ない感じ。これでは、長時間滞在は期待できない。観光客も、それほど多くないから仕方ないのかも。次回は、弁当持参で、訪れることにしよう(*注)。

*注

飲食店マップやトイレマップが必要だろう。また休憩施設の紹介も望まれる。

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2016年4月 9日 (土)

多国籍企業の餌食になるTPP

安倍自民党政権は、TPP関連の法律成立に熱心だが、日本にとってメリットは少なく、デメリットの方が大きい。日米同盟の関係からTPPを迫られたとしても、米国内でも反対意見は強く、米国で法律が批准されるかどうか危うい。

よって、TPP議論は、米国大統領選が決し、TPPの方向性が明確になった段階で、日本国内で、改めて議論すればいい。TPPは、所詮、多国籍企業を潤すだけだ。彼らにとって、諸国の経済がどうなろうと関係はない。冷淡にビジネスを推し進めるだけだ。

政治家が、進んで、彼らに加担するとすれば、何か別の思惑があると考えられる。そうなれば、彼らは売国奴と言われても仕方ない。

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2016年4月 8日 (金)

纐纈厚著 『暴走する自衛隊』を読了

よく問題になる、日本国憲法第九条は、次のようになっている。

「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

二  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

憲法改正が、自民党から話題にされるが、第一項については、何の問題もない。これは、「パリ不戦条約」や「国連憲章」をベースにしているからだ。つまり、そこには、自衛戦争と侵略戦争を分けて解釈されている。

話題になるのは、第二項の方。平和主義のため、戦力不保持を明確にしていることだ。ところが、『自衛軍』と『侵略戦争のための軍』の解釈の混同がある。そうかといって、憲法に、『侵略戦争のための軍』ではなく、『自衛軍』を明記しても、「戦力の不保持」に反することになる。よって、妙に現憲法を触ると、却ってまずいことになりかねない。

そういう議論の中で、自衛隊の存在の是非が問われる。すなわち、自衛隊は、憲法上、存在しないものなのか、しかし、実際問題として存在している矛盾。これは戦後の国際関係の中で、米国の事情で、日本に「再軍備」を要請されたことにある。

そういった環境下、自衛隊制服組の幹部が政治的発言をして暴走している。極めて危ういなあ、と思っていたところ、書店で、纐纈厚(こうけつあつし)著 『暴走する自衛隊』を見つけて、先日、読了した。そこには、自衛隊の危うさが記されている。「鬼っ子」状態の自衛隊自身に、制服組が、苛立って、いらいらを募っているのも確かのようだ。

確かに憲法上、認められていない自衛隊は、曖昧な存在と捉えることもできるが、現実には、防衛二法で、その存在を改めて認められている。防衛二法とは、防衛省設置法と自衛隊法だ。前者は、行政機関として、後者は部隊行動を実施する機関としてである。

ところが、制服組は、これに満足せず、政治に介入しようとしている。また、過去には橋本龍太郎氏や現在は石破氏のように、制服組の人たちに、政治的発言を容認するような発言をしたことが、暴走を促している。纐纈厚は、これをシビリアン・コントロール(文民統制)の危機と指摘する。

制服組は、民主主義下の文民統制の意味を理解していない。日本独特の文官統制(文官が自衛官に優先。別の言葉では、背広組が制服組に優先する)を嫌がり、直接、政治に関与しようとしているが、これは戦前の体制に近い。

戦前、軍が暴走して、300万人に近い被害者を生みだしたことを反省して、日本的な文民統制として、日本独自の文官統制を編み出した。それを制服組が無視するのは頂けない。戦前の日本軍の二の舞は避けねばならない。

なぜなら、現在は、自衛隊も、民主主義国家の一員であり、シビリアン・コントロールが機能して、存在しうることを理解しなければならい。そのためには、政治家は、もちろん、一般国民も含めて、自衛隊の存在の意味を理解して、真の文民統制について、もっと理解する必要がある。

*追記

防衛省になる前、防衛庁であった時、制服組が、海外に行くと、その地位が海外に比して、低いと感じ肩身の狭い経験をして、防衛省に格上げを望んだらしい。そこから、制服組の暴走が始まりだしたと考える。

しかし、そもそも、海外の軍隊と自衛隊を比べることが間違っている。自衛隊は、日本の自衛隊なのだから、比べる必要はなかったのだ。むしろ、日本は、自衛隊であることにプライドを持つべきなのだ。また、自衛隊は、政治に関与せず、常に中立を守ってほしいものだ。

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2016年4月 7日 (木)

洋曲 『Be My Baby』を思い出す

先日、街中を歩いていると、ふとベビーカーに乗った男の赤ちゃんが目に入った。はてなと思ったところ、私の赤ちゃん時代と非常に顔が似ていた。生まれたばかりの赤ん坊は、似たような顔をしているが、それでも数か月もすれば、個性のある顔立ちになってくる。それが、写真で見た私の赤ん坊時代と非常に似ているので、一瞬だが、まじまじと見てしまった。

それで思い出したのが、洋曲 『Be My Baby』。でも、意味は全く違う。これは1960年代に、米国のザ・ロケッツという3人組が歌ったもので、一目惚れした女の子の熱烈なラブコールを歌にしたもの。テンポが良くて、好きな歌の部類。彼も大きくなれば、女の子から、ラブコールを送られるのだろうか(笑)。

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2016年4月 6日 (水)

古典に見る色事~橋本治著 『性のタブーのない日本』

学生時代、古文は苦手の部類だった。解釈が難しく、読解が難解に思われた。最近は、現代語訳が多く出版されていて、果たして、そういう内容だったのかと改めて理解することもある。ただ、解釈をそのまま受け入れている訳ではない。

自分なりに解釈するのも、古文の楽しさだ。こういうことは学生時代は経験できなかった。まあ、学校は、学生に古典の紹介という意味合いが強いのかもしれない。そして、改めて読んでいくと、男女の恋愛関係について、こと細かに描かれている。しかし、その解釈は、ぼかしてあることが多い。

今回読んだ橋本治著 『性のタブーのない日本』(集英社新書)では、当時の時代背景を説明しながら、男女の恋愛について、詳しい解釈を示している。橋本治氏というと、彼の著作『桃尻娘』が有名だけれど、読んだことはない。出版された時は、かなり話題になったことは知っている程度だ。最近では、彼の『枕草子』の現代語訳を少し読んでみたが、あまりに詳しいので、投げ出した(苦笑)。

さて、この著作では、日本の古典に見る性の表現について、かなり突っ込んだ分析をしている。いつも古典は読んでも、さらっと読んでいるだけなので、今更ながら、ああ、そうなのかと思った次第。

日本の古典の性の表現は、古代の『古事記』、『万葉集』も含めて、そのものずばりの表現が多いと気づく。ありのままに、生としての性を受け入れて表現している、そこには何の衒いもない。ごく当たり前のこととして描かれている。よって、いやらしくない。

帯に、日本の古典に描かれた性に、「タブーはないが、モラルはある」とあったが、目が合うことがセックスすると同等の意味があった古代。あるいは平安貴族の複雑な愛の形。パターンは、いろいろあった。日本の文化の根源は、案外、ここに潜んでいたと納得した。

それにしても、よくも、ここにポイントを置いて、マニアとは言わないが、書かれたものだ。ただ、学生時代、こういう焦点の当て方をすれば、古文に、もっと興味を持てたかも(笑)。昔、あまりパソコンが普及していない時、なかなか習得できないので、エロサイトにアクセスしようと努力することで、なんとかパソコンを触ることができた事実がある(笑)。物事の習得のきっかけは、案外、そんなものだったりする。

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2016年4月 5日 (火)

花散らしの雨

朝、庭を見ると、満開になって喜んでいた花桃と源平桃の花が、昨日の雨で、無残な状況。昨日の雨が、花散らしの雨になったようだ。本当に花の命は短い。楽しめたのは、ほんの一瞬だった。

その一方、ハナカイドウとカリンの花は、満開に近づきつある。これらの花も、すぐに散ってしまうのであろうか。でも、シャクヤクの芽は大きくなっているし、ボタンも少しずつ大きくなっている。今月末には、楽しませてくれるだろう。

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2016年4月 4日 (月)

伊藤亜紗著 『目の見えない人は世界をどう見ているのか』を読了

道を歩いていて、白杖をもった目の悪い人が歩いていると、邪魔にならないようにしている。彼らは、どのように空気を察知して、歩んでいるのだろうか。普段、あまり、そういうことは考えない。道路の貼りつけられた点字に基づき歩かれているのだろうぐらいのことしか、多くの人は思っていることだろう。

先日、書店で、ふと伊藤亜紗著 『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書刊)を見つけ、少し気になったので、購入した。2016年2月10日で8刷発行ということだから、かなり多くの人に読まれているのだろう。伊藤亜紗氏は、1979年生まれで、東京工業大学リベラルアーツセンター准教授とある。

この本を読むと、『見えない世界』に住む人々の行動に、びっくりさせられる。それほど意外なのだ。まず点字を読めるのが、10数%しかいないには驚いた。では、彼らは、何を頼りに行動しているのか。

視覚というのは、人にとって重要な情報入手のファクターだと思うが、彼らは周囲から与えられる情報や、他の情報器官を使って、彼らなりの情報を得て、全体を組み立てている。それでも、得られる情報には限界がある。

ところが、目が見える一般人も、すべて見ているようで見ていない。脳からの指令のないものは「見える範囲」にいても、見ていない。眼は道具に過ぎないのかもしれない。そして、一般に平面的に見ている。

それに対して、目の不自由な人は、空間を立体的に想像し見ているという。伊藤氏は、彼らと交流することによって、そこに新たな可能性を見出せるのではないか、と思っているようだ。本の構成は、次のようになっている。

序章 見えない世界を見る方法

第一章 空間 見えるは二次元、見えない人は三次元?

第二章 感覚 読む手、眺める耳

第三章 運動 見えない人の体の使い方

第四章 言葉 他人の目で見る

第五章 ユーモア

目の見えない人にとっては、出口王仁三郎の歌 「耳で見て 目できき 鼻で ものくうて 口で嗅がねば 神は判らず」の考え方に通ずるものがある。それに比べて、目の見える一般人は、いかに、ぐうたらか(笑)。彼らと交流することによって、刺激を受け、新しい世界を見てみるのも悪くない。

そして、よく「健常者」という言葉が使われるが、常に健康な人は、実際はいないのかもしれない。一時期、一瞬、健康であっても、四六時中、健康ではないのかもしれない。そう考えれば、私たちの多くは、多かれ少なかれ障害者。他者のいろんな見方を尊重する生き方が望ましいのだろう。そういうことを、この本は教えてくれる。

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2016年4月 3日 (日)

ハナカイドウとカリンの開花 2016

薄曇りの今日、ハナカイドウとカリンの花が一部開花した。どちらも可愛らしい。ハナカイドウは手間いらずの木。そんなに水やりも必要がない。カリンの木は、縦に大きくなるので、昨秋、一部切り取り、横に広がるように剪定した。

花桃と源平桃の花は満開の感じ。いずれも華やかだ。花桃は、今までで、一番美しい咲き方だ。源平桃の方も、年々、少しずつだが大きくなり、花も多くつけている。後は、ハナズホウやユキヤナギがまだ咲き続けている。

目立たないところでは、春咲きのギンモクセイ、アオキも、花を付けていた。ハナカイドウとカリンの花が満開になるまで、後もう少し、楽しませてくれるようだ。

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新じゃがの小芋を調理

父は、里芋の小芋と新じゃが(じゃがいも)の小芋を好んで食した。里芋の親芋はゴリが多いので嫌い、母に小芋の入手を促すが、季節によって、無い時もある。止む無く、親芋を調理するが、父は、ぶつくさ言っていた。

じゃがいもも、新じゃがの小さいものを好み、それを肉じゃがにすると、嬉しそうに食していた。その新じゃがの小さいものを先日、スーパーで見つけて、肉じゃがにしてみた。今回は鹿児島産。作って食してみると、確かに美味しい。

産地にすれば、規格外のようにも思えるのだが、こういうのが、案外いける。まともな新じゃがも、もちろん、いいのだが、小さい新じゃがが鍋に、ごろごろしているのも面白い。その後、店に行くのだが、残念ながら、店には並んでいない。

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2016年4月 2日 (土)

朝ドラ 『あさが来た』全視聴の感想

朝ドラ 『あさが来た』を156回、全て視聴した。よくまあ、1回も欠かさず視たものだ。初回に視て、これは面白いと感じたことは、ブログに記したが、最後まで面白かった。理由は、いろいろあるだろう。列挙すれば、次のようになるかもしれない。

一、子役の鈴木梨央さんが非常に上手だった。天才子役と言われているが頷ける。初回の「つかみ」は十分だったこと。

二、「あさ」の子供時代から描き、性格付けを明確にしたこと。

三、品があり、凛とした雰囲気で、前々から注目していた波瑠さんが期待通りの演技をしてくれたこと。また、玉木さんも言っていたが、波瑠さんが、「どこか昭和を感じさせる雰囲気をもっていた」ことが主人公の「あさ」のイメージにぴったりだったこと。

四、大阪・船場言葉の美しさを味わえたこと。今は、関西の芸人が使う下粋な大阪弁が主流だが、かつて大阪には、船場言葉という美しい言葉があった。

五、NHKならでは、脇役がしっかりしていたこと。これは大きい。ミスキャストも少ない。

六、話の展開がテンポよく、紙芝居を見る如く、飽きさせなかったこと。

七、商道徳も含め、商人のあるべき姿を説いていたので、同感したこと。

八、大きく環境が変わる困難な時代の考証がしっかりしていたこと。

九、商売の成功談、失敗談を織り交ぜ、商売の大変さを描いていたこと。

十、「びっくりぽん」とか、「ぱちぱちさん」とか子供にも覚えやすい言葉が入っていたこと。

十一、AKBが歌う主題歌がドラマの雰囲気に合致していたこと。

十二、朝ドラが初体験だったが、15分構成が、程よい時間であること。まあ、これは朝ドラ全体に言えることだが(*注)。

*注

15分というのは、人が集中して聞ける限度。これを超えると、個人差はあるが集中力が落ちる。学校の授業でも、15分毎に、一呼吸置くのが、上手な教師。15分ドラマは、記憶に残りやすいので、朝ドラは人気があるのだと思う。

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2016年4月 1日 (金)

在日米軍撤退は本来望ましいのだが、、、

米国共和党大統領候補のトランプ氏は、「日本が負担を拡大させなければ、在日米軍は撤退すべき」と主張しているようだ。これに日本はマスコミも含めて、過剰に反応しているが、トランプ氏の発言は、一般米国民の感情を代表しているとも言える。

もちろん、選挙戦の言葉が、どれくらい本気かわからないが、もし実現すれば、安保利権に、たかっている日米の安保関係者は、苦慮するだろう。だが、本来、他国の軍隊が主権国家に駐留するのはおかしいことだ。

それに駐留米軍は、日本を守っているわけではない。米国の都合で駐留しているのだ。そのことをトランプ氏は知らないようだが、米軍が撤退すれば、沖縄基地問題もなくなることは確かだ。また日本の安保関係者も、米軍が駐留することが当たり前のように考えているが、主体性が麻痺していると言える。

日本は、自国の「軍隊」で自国を守るべきことは明らかで、何の問題もない。日本の自衛隊は、「軍」として、使いこなせるかは別にして、それなりの武装能力を備えている。米軍撤退後の防衛システムの検討が必要だ。その上で、現在のおかしな日米安全保障条約は、一旦破棄して、改めて、対等な同盟関係を結ぶことが、むしろ正しい(*注)。

*注

仮に、米国が同盟に応じなければ、等距離外交の展開の検討が、安保関係者には必要だろう。世界の情勢が変化しつつある現在、いつまでも米国だけに、しがみつく思考は改める必要がある。そうすれば、本来の国防を無視した自衛隊の海外派遣なども無用となる。

ただし、非核方針は貫く必要がある。核は持っても抑止力につながらないのは明らか。そのような新しい安保体制の考え方もあっていい。また日本の世界貢献の仕方は、軍ではなく、今までの民間ベースの協力の充実で十分だ。

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