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2016年7月22日 (金)

映画に見る結婚観~映画 『裏窓』

昔、テレビで視たことがある映画 『裏窓』を久しぶりにDVDで鑑賞した。原題は、“Rear Wiindow”。1954年の制作だから、若い方はご存じないかもしれない。あのアルフレッド・ヒッチコック監督で、主演は、ジェームズ・スチュアート、グレース・ケリー。グレース・ケリーは、後にモナコ王妃になった。
 
話の展開は、貧乏雑誌カメラマンのジェフ(ジェームズ・スチュアート)が事故で左足を骨折し、下町のアパートで療養中。よって、閑で仕方がない。ただ、見るともなく見える向かいのアパートを毎日見ていた。そこには、幾組かの男女の生きざまが見える。それが結構、面白くて、少し覗き見気分。
 
ある日、一組の夫婦の妻が病気がちだったが、急に見えなくなった。夫の動きも挙動不審。そこから彼の推理が始まる。恋人や友人の刑事を巻き込み大騒ぎになるというもの。
 
さて、今回、取り上げる話題は、毎日、彼のところにベテランの通いの看護師がやってきて世話をしているが、彼と交わす会話が面白い。彼には、恋人のリザ(グレース・ケリー)がいるのだが、リザは、金持ちの娘なのに、聡明で美人で性格もよく、非の打ちどころがない。
 
ところが、彼にすれば、それが却って不安にさせる。それに、いわゆる格差婚になるので、彼女に、ああだこうだと理由をつけて、結婚を言い出せない。看護師も、彼らの恋愛事情を知っていて、彼の煮え切らない態度に対して、批判的にものを言う。「昔は、好きあった者同士なら一緒になったのに、今は、難しいことを言って、まわりくどいことをやっている」等々。
 
また、彼とリザとの会話も面白い。彼女の方が彼にぞっこんなため、彼がどんなひどいことを言っても、こたえない。自分の関心事を除いては、適当に聞き流している(笑)。映画では、彼は、結局、最終的には、彼女のペースに乗らざらるを得なくなる雰囲気。現実にも、男は、女性に惚れられたら、勝ち目はないということかな(笑。注)。
 
*注 追記
 
ただ、このような結婚で、男が幸せになるかどうかは分からない。常に妻のペースに合わせざるを得なくなり、いずれ大きな不満を持つことになる。基本的に、尻に敷かれることを覚悟する必要がある。でも、男は、大概、そこまで器は大きくない。
 
結局、夫のプライドを適当に、くすぐる妻の絶妙なかじ取りがなければ、結婚生活は続かないということになる。こういった場合、女性も、それなりの覚悟が必要なのだ。
 

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