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2016年7月 2日 (土)

起業の心構え

若い頃、起業するには、どうすればいいのか、学びに行ったことがある。そこでは、経営コンサルタントや中小企業診断士、社会保険労務士等によって、かなり詳しく説明された。話の内容は、もう忘れたが、問題は、彼らが皆、士業で、起業の経験がないということであった。だから、どうしても説得力に欠ける。ぼやけた話に終始した記憶がある。
 
これから起業する人に、もっとシンプルに説明できないものかと思ったものだ。彼らはお金をもらっているがゆえに、与えられた時間いっぱいに、専門的な、いろんな話を盛り込むのだろうが、結局、分かりにくいの一語に尽きる。
 
後で、渋沢栄一の書いた書物を読んだが、この方が極めてわかりやすい。それを以前にも取り上げたような記憶があるが、一応、若干解説を加えて紹介しておこう。彼は、「起業」のことを「企業」と言っているが、内容は同じだ。それが次の四か条のもの。
 
一、その事業は、果たして、成立すべきものなるや否やを探求すること
 
要するに儲かる事業になりうるかということ。経営環境、事業環境、ビジネスシステム、競争環境を加味して、採算が合う事業になるか。
 
二、個人を利するとともに、国家社会をも利する事業なるや否やを知ること
 
おおよそ、税金が納めることができない事業は失敗の類に属する。起業時は、節税しても、事業継続することがてきて、地元社会や国家に貢献できるか。
 
三、その企業が、時機に適合するや否やを判断すること
 
要するに、チャンス・タイミングに合っているかということ。どんなに筋のよいビジネスでも、チャンス・タイミングを逃せば、事業は、成功しない。
 
四、事業の暁において、その経営者に適当なる人物ありや否やを考うること
 
自身が経営者に相応しい資質を持っているか。まず営業能力は欠かせない。その上で、それを支えてくれる参謀・人材がいるかどうか。基本的には、営業、財務・管理業務の分担は必要だ。なお、起業で、財務・管理業務系のトップは、あまり成功しない。
 
渋沢の指摘は、もっともだと思う。起業を志す人は参考にしてほしい。

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