« 政権の評価は可処分所得の伸び | トップページ | 戦争の悲惨さ~乃木希典の漢詩から »

2016年8月26日 (金)

針小棒大報道に思う

NHK特集『貧困の子』が問題になっているようだが、このような不適切な事例に限らず、非常にマイナーな事例を取り上げて、針小棒大に報道する例は、以前からある。それはマイナーな事例を取り上げて、まさに、それがすべて一般的と錯覚させる報道になりがちだ(*注)。

もちろん、弱者の事例を取り上げるのが悪いわけではない。弱者救済は、それなりに意味がある。ただ、弱者の現象は非常に多様だ。一般論的な伝え方は問題がある。伝える側が、それらの人々が全体のどの程度の比率であるかも伝える必要がある。

そうしないと、たとえば、このことを国会で取り上げて、議論すれば、ミスリードする可能性もある。政治家から言われれば、官僚は、それに対応せざるを得ない。国としては、あまり必要ない政策でも、新たに法案を上げて、一般的に執行可能なように仕組むだろう。

彼らにすれば、予算を計上する口実が増えるのは確かだ。ただ、一般予算にするのが適切かは疑問だ。むしろ無駄な予算の執行になりかねない。こういうことが積み重なると、結果的に、国としては、無駄な税金をつかうことになる。

それゆえ、一部の現象面だけて見てオーバーな報道するのは、どうかと思う。針小棒大報道することによって悪影響がないか、マスコミは吟味するべきだろう。

*注

例えば、保育問題も、その一種だ。保育問題は、大都市問題で、全国的課題とは言い難い。また、待機児童の解決策は、地域によって、異なるだろう。それを国が一般予算化させてしまうのは、ロスが大きい。実際、一般予算化による補助金政策は、様々な問題を起こしている。

|

« 政権の評価は可処分所得の伸び | トップページ | 戦争の悲惨さ~乃木希典の漢詩から »

マスコミ評論及び各種書評」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99784/64111731

この記事へのトラックバック一覧です: 針小棒大報道に思う:

« 政権の評価は可処分所得の伸び | トップページ | 戦争の悲惨さ~乃木希典の漢詩から »