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2016年9月23日 (金)

秋の薔薇とシェイクスピアの詩

以前にも記しているように、三種類の薔薇を植えている。花は、深紅、白、薄いピンクで、初秋の今、咲いている(薄いピンクはまだ蕾)。大体、四季咲のようだが、咲く時期は、若干ずれる。花の勢いは、深紅のものが強く、それに白が続く。薄いピンクのものは、まだ木が若く、まだ若干頼りない感じ。

ところで、シェイクスピアの『ソネット集』(高松雄一訳)を読んでいると、次の99番の句があった。一部を抜粋する。

「私はきみの手の白さを盗んだと言って、百合をなじり、

きみの髪を奪ったと言って、マヨラナの莟(つぼみ)をそしった。

薔薇の花は怖れおののきながら棘の座にさいていた、

あるいは恥に赤らみ、あるいは絶望のあまり蒼白になって。

赤でも、白でもない第三の薔薇は両方の色を盗み、

おまけにきみの息までわが物にしたが、

盗みのむくいを受け、若々しい花のさかりに、

復讐をめざす青虫に食いあらされて死んだ」と。

同じ三種類の薔薇を見ていても、詩想が浮かぶ人と、そうでない人(笑)。ただ、この詩は、春に作られたもの。秋に咲く薔薇の匂いは薄く、少し印象が異なる。また「青虫に食いあらされて死んだ」というのは、大げさ。まあ、そういう感じになる時もあるけれど、花を食すると言うより、葉の方がやられる。

まあ、そういう細かいことは別にして、やはりシェイクスピアの観察力と表現力はさすが。原詩を読んでみたいものだ。

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