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2016年10月23日 (日)

草引き相撲と良寛

子供時代、草引き相撲をやったものだ。何の草だったか忘れたのでネットで調べると、「オオバコ」が使われることが多いとあったが、記憶は曖昧だ。とにかく、ある草を取ってきて、お互いにそれぞれ引っ掛けて引き合う。そして切れたら負けという単純なものだが、楽しかった。

ネットで見ると、オオバコ保存の環境団体は批判しているようだが、ナイーブすぎる。子供の遊びだし、もっとおおらかになれないものか。いろいろ大人の理屈をつけて、あれは駄目、これは駄目と言うのは、どこかの環境団体が各国の日本の伝統文化を否定して鯨捕獲を批判するのと同類だ。

それはそれとして、良寛の漢詩に、草引き遊びを題材にしたものがある。それはつぎのようなもの。

 也(ま)た児童と百草を闘はす

 闘ひ去り闘い来たりて転(うたた)風流

 日暮寥寥人帰りし後

 一輪の名月素秋を凌ぐ

良寛は、手まりを持ち歩き、子供と、常時、戯れた。子供たちも、彼を遊び相手として認めた。多分、草引き相撲もしたのだろう。子供たちと、日が暮れるのも忘れるほど遊んで、子供たちが去ったあとの取り残された寂寞感。そこの秋空に月が輝いている。彼の強い孤独感が表れている。

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