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2016年10月11日 (火)

正三の座禅の心得

以前にも取り上げたと思うが、三河武士の鈴木正三(すずきしょうざん)は、大坂冬の陣で活躍したのに、戦後、出家した。その後、彼の教えは、民間人に座禅の心得として大変参考になる言葉を残している。それを過去のメモ帳から挙げておこう(出典不明)。

一、武士たる者は、戦場の気迫で座れ

つまり常在戦場の自覚を求めている。現代でいえば、外回りする営業関係に通ずる話。一つ一つの言動、行動を大切にする。一瞬一瞬を大事にする。座禅でも、それを実行しろ。

二、農民は一鋤(すき)一鋤力いっぱいの心で座れ

農民は心を込めて耕せば、土は生きてくる。同様に、座禅でも、その様に座れ。

三、職人は一鎚一鎚ふりおろす力で座れ

職人は鋼を鍛えるのに、一心で鎚を振り下ろすように、ものを作りこむように座れ。

四、商人は、一品一品一生懸命に売るつもりで座れ

商人は、真心込めて一品一品を扱って売れば成果が生まれる。その気持ちで座れ。

要するに、座禅も真剣勝負の気持ちで臨めとしている。

*追記

なお、江戸時代に、「商人道」を説き、現代日本のビジネスにも大きく影響を与えた石田梅岩も、鈴木正三に私淑した。彼は、次のように説いている。

「柳は緑に、花は紅、侍は侍、農民は農民、工人は工人、商売人は商売人、職分の外に臨み有ば、有心にして、無心の天に違えり。違えば、天命に背く。天命に従って、我職分を能くせば、不動心の地位に至るべきにあらずや」と。

要するに持ち場持ち場で、やるべきことを徹底するべきと説いている。

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