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2016年11月25日 (金)

西郷南洲の漢詩『書懐』を読む その一

2018年の大河ドラマは『西郷どん』ということだ。隆盛に関しては、以前にドラマになっているから、今回は、どのような内容になるのだろうか。ただ気になるのが、原作も脚本も女性だ。果たして、時代の雰囲気を正確に反映したものになるか、多少疑義がある。現代的な見解による変な解釈をするようであれば、それは危うい。よって視聴するかどうかは今のところ分からない。

さて、今回は彼が27歳の時に作ったとされる西郷南洲の漢詩『書懐』を取り上げてみたい。なお南洲とは、彼が沖永良部島に流され、文筆活動をしていた時の名だ。詩の内容は、内外共に騒然とする世の中で、彼の強い思いが感じられるものだ。長いので3回に分けて内容を見てみる。

人生 元長からず

此の身 豈其れ軽からんや

利を計らば

応(まさ)に天下の利を計るべし

名を求むれば

須(すべか)らく万世の名を求むべし

況(いわん)や

虎呑狼噬(こどんろうせい)の際に当たっては

齷齪(あくせく)其の彊を守るの用無からん

解釈すれば、次のようになるかもしれない。

「人生とは、元々そんなに長いものではない。そう考えると、この身が軽かろうはずがない。利益を考えるならば、天下の利益を考えなければならない。功名を求めるのならば、歴史に名を残すぐらいでなければならない。まして現在のように虎狼のような諸外国が我が国の狙っている時には、狭い料簡でわが身を守るための強兵では駄目だ」というような感じかな。

当時の時代の雰囲気と隆盛の意気が感じられる。

次回に続く。

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