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2016年11月 3日 (木)

姫路の『鈴木其一』展の案内

2016年11月12日より、姫路市立美術館にて、『鈴木其一』展が催される。鈴木其一(きいつ。1796~1858)は、江戸琳派の祖、酒井抱一の一番弟子。5年前に、同じく、姫路市立美術館にて、『酒井抱一と江戸琳派の全貌』展が開かれたが、今回は、弟子の鈴木其一に焦点を当てたもの。

彼は、酒井抱一一門で、最も優れた弟子とされる。文化10年(1813)に、酒井抱一に入門。4年後に、兄弟子で、酒井家家臣の鈴木蠣潭(れいたん)の急死を受け、家督を継ぐ。早くから優れた画才を発揮し、抱一の信頼を得ている。

今一度、『酒井抱一と江戸琳派の全貌』展の図録で、鈴木其一の作品を確認している。彼は、京都で本阿弥光悦と俵屋宗達が創始し、尾形光琳と乾山によって確立された「京都琳派」と、酒井抱一によって創られた「江戸琳派」の融合により、自由でダイナミックな構成や明快な色彩構成で、独自色を打ち出している。

それは写実性の中に具象という面を備えており、作者の意図を第三者に正確に理解されるかどうかは分からないが、明らかに表現しており、革新的だ。今回の展覧会では、『酒井抱一と江戸琳派の全貌』展の展示ではなかったものも展示されるようで楽しみだ。

全体の構成は、江戸琳派画風を習得する弟子時代、そこから転換を試みる「噲々(かいかい)」時代、息子守一に家督を譲って、「菁々(せいせい)」と称した晩年時代に分けて、彼の生涯をたどり、その変遷を見るようになっているらしい。

会期は、2016年12月25日まで。

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