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2016年12月28日 (水)

2017 ドイツの行方

ユーロ経済は、不安定だ。金融不安も依然として続いている。そうした中、2017年に欧州では、様々な選挙がある。まず、3月にオランダ議会選挙、続いて、4月・5月に フランス大統領選挙がある。オランダ議会選挙は、欧州の未来を占うものとして見られている。そして、秋には、9月にドイツ総選挙がある。

今回は、そのドイツの政治動向を一般人の観点から見てみよう。ドイツは、ユーロ統合で一番得をしたと言われる。悪く言えば、他の諸国を食い荒らし、自国の利益とした。だが、本来、ドイツも成長余力は少ない。日本同様、少子化は進んでいるし、それの対策も取られていない。

しかし、メルケルは、難民に目を付けた。彼らを安い労働力として使えば、成長を維持できると。しかしながら、彼らの文化は、ドイツと全く異なるものだったから、社会に溶け込むこともなく、異質な存在になっている。

難民の便利使い、モノ扱いは、社会に歪みを産み、やがてテロの対象国に成り下がっている。国民の方はフラストレーションが溜まり保守化している。結局、短期的メリットを重視した結果、ドイツの難民・移民政策は失敗したことは確かだろう。移民に対しては、もっと慎重になるべきだった。

国連辺りは、人道主義的に移民を受け入れるべきだというが、無責任だ。学者的に気楽な人道主義的発言は言うのは簡単だが、実際は複雑だ。宗教的、文化的差異が全く考慮されていない。受け入れ国で体制が整わず、難民も新天地で溶け込む発想がなければ、受け入れ国では彼らはガン化する。

安易な移民政策を取ったメルケル政権はいずれ崩壊するだろう。それが自然の流れだ。それに伴い、EU経済もさらに危なくなる。2016年は英国のEU離脱が話題になったが、むしろ英国は泥沼からの脱出に成功したと言えるだろう。

もちろん、ドイツの劣化は望ましいものではない。後ろにはロシアが牙を研いでいる。ややこしいことなりそうな欧州の情勢だ。来年あたりは投資は静観した方がいいだろう。既に投資済みであれば、手を引くのも一つの考え方であろう。

*2017年1月29日追記

ドイツ連邦統計庁は、2017年1月27日、同国の2016年末の人口が前年より約60万人多い約8280万人に達したと伝えた。これは2002年末の約8250万人を超えて過去最高になったという。

ただし、その中身は歪んでいる。というのは2016年の出生数は推計73万人~77万人。それに対して、死亡数は90万人~94万人。明らかに人口減。これを補って余りあるのが、中東などからの大量の難民や移民の流入だ。

これが、いずれ大きな問題になるのは、先の記事に記した通り。無計画な移民や難民の受け入れは、社会を蝕んでいく。

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