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2016年12月21日 (水)

お気楽小説『ジーヴズの事件簿~才知縦横の巻』を読む

サスペンス小説は世に溢れているが、読後は、いくら事件が解決したとしても、あまりいい気はしない。もっと気楽な小説はないものかと本屋で探していると、たまたまP・G・ウッドハウス著『ジーヴズの事件簿~才知縦横の巻』(岩永正勝・小山太一編訳)を見つけ、ぱらぱらとめくってみると、そんなに深刻そうな内容ではなさそうなので、試しに買ってみた。

P・G・ウッドハウスについては、これまた初めて接する作家名。1881年、英国生まれで、ユーモア小説の書き手ということらしい。戦後、戦前から英国から行き交い仕事をしていた米国に定住し、1975年に93歳で亡くなるまで現役で書き続けたらしい。

内容は、予想通り、事件簿とはいうものの、サスペンスではなく、コミカルなお気楽小説だった。のほほんとした金持ち青年に仕える執事ジーヴズの物語。彼の主人の評価は次のようになっている。

「とても明るく優しい方だが、知性はゼロ。頭脳皆無。精神的には取るに足らない~全く取るに足らん」と第三者に語っている。大体、執事というものは、陰で主人の悪口をいうものらしい(笑)。

でも、主人が巻き込まれる、ちょっとした騒動に対して、予め手を打って置き、見事に無事解決する。執事ジーヴズのモットーは、「機略と手際」。実は、これは、主人のためではあるが、自分のためのもの。

もしかして、これは外交の基本かも。日本の政治家や外交官志望者は読まれたらいいかも(笑)。短編物七作なので時間の合間に読める。

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