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2016年12月 5日 (月)

『鈴木其一』展を観覧

先般、展覧会の案内を記した『鈴木其一~江戸琳派の旗手』展(姫路市立博物館)を観覧してきた。平日の割に入館者は多かったが、以前催された酒井抱一展の比べれると、幾分熱気がない。その分、じっくり鑑賞できた。前期と後期に分かれており、トータルで201点が展示される。

鈴木其一については、以前、記したので、ここでは改めて取り上げない。ただ、京都琳派、江戸琳派、あるいは水墨画等を引き継いで、総合化した点が評価されている。会場では、よくわからなかったが、図録を見ていくと、其一の絵は、結構、商業主義と感じる。

もちろん、顧客の嗜好、流行を踏まえて、対応しなければならないというのは、よくわかるが、それでは、「鈴木其一の芸術」は、一体何なのだと考えると、よくわからない。顧客に流されている雰囲気がある。

もちろん、それぞれの画法は優れていて、発想もいい。題材、構成、色使い、空間の間等、一つ一つの作品を見ていくと、素人が見ても素晴らしい。ということは、彼の作品は、それぞれが独立体で、妙に関連付けて観るのはよくないのかもしれない。

彼は、あまりにも、いろんな画法を学び過ぎて、自分を見失ったのだろうか。別の見方をすれば、「日本画研究」の大家だったような気がする。結局、彼の日本画のテーマは何であったのかは凡人の鑑賞者には結局分からなかった。2016年12月25日まで。

*追記

図録は、素晴らしい。最近の図録は、作品の解説に手抜きが多いが、今回の図録は、全作品について丁寧に説明がされており、有り難い。

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