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2017年2月28日 (火)

『ドイル傑作集 Ⅲ~恐怖偏』を読了

『ドイル傑作集 Ⅰ』、『ドイル傑作集 Ⅱ』に引き続き、『ドイル傑作集 Ⅲ~恐怖偏』を読了した。全て短編の6作品で、空を飛んだ経験を描いた「大空の恐怖」、拷問といういわくつきの「革の漏斗(じょうご)」、学者の嫉妬を扱った「新しい地下墓地」、嫉妬を扱った「サノクス令夫人」、蛍石を扱った空想「青の洞窟の怪」、遺産相続を巡って動物による殺人を企てる「ブラジル猫」だ。

全て、題材が大きく異なり、彼がいろんなものに関心を向けていたことが分かる。日頃から、各種ネタ探しをしていたのだろう。作家とは大変な仕事だ。日々、様々な方角からの観察が、新しい作品を生んだのだろう。

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2017年2月27日 (月)

播磨の国の「風の神」と笑い話

一般に「風神」は、疫病や災害などの禍をもたらす。それに対して、「風の神」は風をつかさどる神様のこと。古代において、風は恐れられた。風は、農作物に大きく影響する。適度な風は、農作物を成長させるが、台風などの暴風雨は、作物に被害をもたらす。

古代には、風は神の息(後には御魂)と捉えられ、暴風を鎮めるために神を祀った。台風は、「多度の天の一つ目の神」と捉え、伊予~播磨~伊勢に「多々良の神」として祀られた。また海においては、航海安全の神でもあった。

播磨にも、かつて「風の神神社」があったとされる。「風の神」は大国主命の子供で出雲建子命ではないかと言われる。神社として祀っているのは、宍粟にある伊和神社とかが想起される。

その「風の神神社」での笑い話が伝わる。下り船の船頭が、祈願して、どうぞ追い風をと、請い願う。ところが、何日経っても風が吹かない。あまりにも風が吹かないので、神社の者に問いただす。

神主が言い訳するには、「ある人から上り風の所望があった。よって、まず上り風から、お吹かせになったのだ。さすれば、その次には、まもなく、その方の望む風を吹かすことだろう」と。神の立場は無視されて、神主によって神様も、嘘つきにされてしまう。

折角の神様も、それを運用する神主によって、変な解釈で、民を惑わす。あまり変な言い訳はよくないということを示している。

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2017年2月25日 (土)

蘇軾の三養

今回は、蘇軾の言葉。蘇軾は、蘇東坡のこと。彼が、「三養」という言葉を遺している。三養とは、福、気、財を養うことを指す。

すなわち、身分が安定すると福を養い、胃を休めると気を養い、無駄遣いを戒めると財を養うということを言っている。

尤もなことと思うが、凡人は、忘れがち。望み過ぎず、改めて気を引き締めたい。

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2017年2月24日 (金)

『ふるさとゆかりの美術展』(三木美術館)観覧

久しぶりに三木美術館に行ってきた。現在、展示されているものは、『ふるさとゆかりの美術展』と銘打っている。ふるさとの範囲は、兵庫県で生まれ育ったか、あるいはゆかりのある作家の作品だ。日本画、工芸品等で約40点展示。ゆかりの美術館としては、神戸に、神戸ゆかりの美術館があるが、それをミニ版にした感じだ。

作品は、どれも個性的だ。絵画は、清水公照、林重義、尾田龍、石阪春生、古家新、中西勝、林鶴雄、小松益喜、福本達雄。工芸は、山本一洋、西端正、西端末晴、勢州庄司、北出塔次郎、青野武市、酒井宗雅、和太守卑良、隠崎隆一、東山焼、珉平焼。

作品には、好き好きはあると思うけれど、気に行った作品はあるはず。じっくり見て楽しんでほしい。なお、五階の応接室から見る今の時期の姫路城もよかった。2017年5月21日まで。火曜日休館。

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『ドイル傑作集 Ⅱ~海洋奇談編』を読了

先日、読んだ『ドイル傑作集 Ⅰ』に引き続き、『ドイル傑作集 Ⅱ~海洋奇談編』を読了した。コナン・ドイルが、船医として、船に乗った時の経験をヒントに描いたもの。6話収録されている。航海というものは常に危険と隣り合わせ。それに乗る人々の危うい心理を扱ったものだ。

漂流船の宝箱、さまよう捕鯨船の怪、樽工場の謎、日本の幕末の横浜が舞台のもの、謎の小石を取り巻く事件、客船に持ち込まれた謎の箱を巡る騒動だ。人々の揺れ動く微妙な心の変化を題材にしているものが多い。

どれも飽きさせない物語だ。訳者(延原謙)によると、これらは、「シャーロック・ホームズの冒険」を書きながら、作られたらしい。コナン・ドイルの感性が感じられていいと思う。

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2017年2月23日 (木)

父とキンカン

先日、市内の百貨店(ヤマトヤシキ)から案内があり、催し会場でキンカンを無償配布するという。催しは女性向けであり、若干躊躇したが、昨日、もらってきた。キンカンは宮崎県産で立派なもの10個。

キンカンと聞くと、頭頂部が尖っているものを想像するが、今回もらったものは、やや丸長だが、尖ってはいない。明智光秀は、信長に、キンカン頭とあだ名を付けられたが、彼のプライドを傷付けられたという。知識人にありがちなナイーブさが感じられる。彼は、頭頂部が尖っていたのだろうか。

それはそれとして、実は、キンカンは、父が好きで、買い物などあまりしないのに、時期になるとキンカンを買ってきて、一人むしゃむしゃと食していた。子供のころ、「お前も食べるか」と渡され、食したが、美味しかった記憶はない。その後、一度も食していない。

今回、もらったキンカンは、父が食していたものより一回り大きく、色つやもいい。早速、仏壇に供えておいた。キンカンは、咳やのどの痛みに効くという。あの世で、喜んでいるかな。問題は、その後、どうするべきか。試しに食してみるか。

また、かつて、キンカン栽培を試みたが、失敗して枯らしてしまったことがある。食して、美味しかったら、再度挑戦しようとも思うが、こんなに立派なキンカンは、無理だろう。多分、その時は、購入することになる。プレゼントされたキンカンで、いろんな思いが巡った。

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2017年2月22日 (水)

扇子二本

権力者に阿(おもね)るため、いろんなものが献上される。最近では、高級ゴルフクラブを献上した我が国の首相の例がある。ただ、相手の懐に入りこむため、彼の嗜好を把握し、望みの品を提供するのは、人間関係をよくするためには、ある程度必要だ。しかしながら、高級品であることは必ずしも必要ない。

有名な話に扇子二本を献じたものがある。曲直瀬(まなせ)道三は、戦国時代の有名な医師で、大河ドラマにしていいような人物だが、彼が、織田信長に挨拶に行く。彼は、いろんな武将の診察をしているが、信長の診察もした。

今回は、診察ではなく、挨拶のためであったが、献上したものは、扇子二本だけであった。それに対して、信長の家臣たちは、失礼極まりないと呆れる。御前に居並ぶ人々は、「たった二本の扇子だけとは、なんとも」という風だ。

そこで、それを察して、道三は取り次ぎに次のように言上してくれと言う。「これは、目出たく日本を御手の内に、にぎらせ給うように」と。この洒落っけのある言上を聞いて、家臣たちは、大変感動したという。彼が信長の心の内を十分理解していたからできた贈り物であった。

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2017年2月21日 (火)

春を待つが、、、

  はなをのみ

   まつらん人に

    山さとの

  雪まの草の

   春をみせばや

少し暖かくなったと思えば、寒さがぶり返す毎日。この年になると、体がついて行かれません。季節におちょくられている気分(苦笑)。それに自宅の梅の花も、蕾を大きくし、今にも咲きそうなのだが、なかなか咲かない。

残念ながら、先に示した和歌の気分になれません。歌の意は、「桜の花の咲くことだけを待っている人に、山里の雪間に咲く野草の春を見せたいものだ」という内容。この歌は、利休が愛したようで、茶道の本質を指し示しているという。

確かに、春を感じさせるのは、何も、梅や桃や桜だけではない。フキノトウも姿を見せつつある。寒風の中にも、春の芽生えは、確かにあちこちにある。もう少し、余裕をもって、季節の変化を楽しむとしますか。

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2017年2月20日 (月)

鳥は人の言葉が分かるのか

昔の笑い話に、次のようなものがある。ある百姓が畑を耕している。そこに隣村の百姓が通りかかる。そして、言うには、「お主は、何の種を蒔いているのだ」と。答えて言うには、「しっ、声が高い。もっと低い声で、低い声で」と。何か内緒で新種を蒔いているのかと思って、不思議がると、「大豆を蒔いている。鳩が聞きつけるとまずい」。

ところが、最近のニュースに、ゴミ捨て場で、カラスに呼び掛けると、カラスは、そのゴミ捨て場には寄ってこないと言う。もし、人間の言葉を理解し、そこに寄ってこないとなると、上の笑い話も笑い話でなくなる。本当かな。

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2017年2月19日 (日)

マイナス金利は、いつ解除されるか

日本銀行によってマイナス金利が実施されて以降、景気は低迷している。2016年の個人消費は前年比マイナスだし、税収も減っている。金利を上げると国債市場に悪影響するというが本当だろうか。むしろマイナス金利は、財務官僚の怠慢を招くだけではないか。

実際、マイナス金利により税収が減少し、赤字国債を増発する破目に陥っている。こういう矛盾した論理が、どこまで通用するだろうか。消費税以外の税目の増税を怠っていることも問題だ。

基本的に、日本のような資本過剰の国では、不労所得を増やす政策をして、それに課税強化して税収を増やす政策が望ましいが、現在は逆行政策をしている。残念ながら、金融機関に、今後の動向を尋ねても、何も答えられない(尤も、窓口に聞いても、彼女らに答えられるはずもないが、仮に彼女の上司に聞いても同じだろう)。

それでは、マイナス金利は解除されるだろうか。自分なりに整理してみた。今まで、公開されている情報を時系列で整理すると次のようになっている。やはり影響するのは米国経済の動向だろう。

一、2016年8月に、グリーンスパン元FRB議長は、金利が、近々に急速に上昇するだろうと予測した。そして、その速さは驚くような急ピッチになると言っている。

二、グリーンスパン氏の予測通り、FRBは、2016年末に、主要政策金利を0.25%引き上げ、0.5~0.75%とすることを決定。利上げは、雇用拡大と物価上昇を考慮したとした。更に、イエレンFRB議長は、今後、数年、景気はゆるやかに拡大すると予測した。

三、FRBは、2017年の利上げ予想を従来の2回から3回に引き上げ、2018年は3回の予想を維持している。

四、トランプ政権による経済政策は不明な点はあるものの、内需拡大が確実視されている。

五、2017年2月に、イエレンFRB議長は、時期は不明だが6月までに利上げすると表明。利上げの先送りは賢明ではないとしている。市場では、政策金利を0.25%引き上げ、年0.75~1.0%にすると予測。

六、2017年2月現在、更に景気は緩やかな拡大をするとし、トランプ政権の政策は、景気の先行きに影響を及ぼす可能性があると指摘。

七、フィッシャーFRB副議長は、金融政策はインフレ率2%という想定に近づき、労働市場は力強さを増し続けると発言。予定通り、政策金利を引き上げるとし、イエレンFRB議長の発言を裏付けた。

八、日本はマイナス金利、米国は利上げするとなると、日米金利差が拡大し、為替は円安に流れるが、トランプ政権の政策はそれを望んでいない。それを見越して、麻生財務相は、1ドル120円が限度と示唆している。

以上を見ていくと、いつごろか明確には言えないが、マイナス金利を解除するのも遠くないと推定される。いすれにせよ、不自然で人気の悪いマイナス金利は早く解除してほしいものだ。

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2017年2月18日 (土)

「2017 ミス揖保乃糸」の募集始まる

昨年も案内したが、今年も兵庫県手延素麺協同組合が主催する「2017 ミス揖保乃糸」の募集が始まった。趣旨は、「揖保乃糸」で知られる兵庫県手延べ素麺協同組合(たつの市)が、播磨特産の手延べそうめんを全国にPRするためのもので、4人募集している。今回は、16代目となる。

素麺は、夏は冷ソーメン、冬は、にゅうめんとして利用することが多い。更に乾麺なので、非常食として保存もできる。組合は、毎年、多彩な試食イベントなどキャンペーン活動を全国各地で行っている。つまり四季を通じて、そうめんの美味しさを知ってもらうため、そうめんを使った料理レシピの提案をしている。その手伝いをミス揖保乃糸にしてもらうもの。

一応、募集内容を見てみると次の通り。

一、募集人員 4名

二、応募資格

1.  揖保乃糸を生産している3市2町(姫路市、たつの市、宍粟市、太子町、佐用町)に在住、在学、在勤していること

2.  対象は、満18歳以上の未婚の女性(高校生除く)

3.  自薦、他薦問わず

4.  他のミスコンテストに入賞し、任期中でないこと

5.  活動期間は、2017年5月から1年間

6.  全国イベント(6月~7月)でのPRイベントに参加できること

三、応募方法

指定の応募用紙または揖保乃糸のホームページよりプリントアウトした応募用紙に、必要事項を記入し、3ヶ月以内に撮影した上半身の写真を添付し、応募する。

四、応募および問い合わせ先

 兵庫県手延素麺協同組合

 〒679-4167 

 兵庫県たつの市龍野町富永219番地

 TEL  0791-62-0826

五、応募期限

   2017年4月5日必着

六、審査

第一次審査(書類審査)を行い、通過者に、2017年4月15日に第二次審査(面接)をして、決定。

七、賞品

賞状および賞金20万円

今年も、「揖保乃糸」と地域を盛り上げるために、若い女性は、是非参加してもらいたい。今年も、どこかで彼女らと会えるかな。楽しみ。

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2017年2月17日 (金)

もうすぐ始まる「世界遺産 姫路城マラソン2017」

マラソンの趣味はないのだが、姫路市は、マラソンの話で盛り上がっている。というのは、2017年2月26日の日曜日に、「世界遺産 姫路城マラソン2017」が催されるからだ。テレビやラジオて放送もされる。

招待選手9名に加えて、ゲストランナーに、渋谷俊浩氏、石原良純氏。ファンラン5kmに、ASハリマアルピオン、ヴィクトリーナ姫路の選手たち。ゲストに小林祐梨子氏。応援軍師には、間寛平さんも。

そして何といっても沿線の応援が目を引く。スタート地点も含めて沿道では14のイベントが計画されている。あまり関心はなかったが、当日、天気が良ければ、邪魔にならない程度に覗いてみようかなとも思っている。

*2017年2月27日追記

今回のマラソンでは、7366人が参加(男6174人、女1192人)し、7061人が完走(完走率95.9%)だった。天候にも恵まれ、報道によると沿道に7万4000人が応援したという。男子は、森川翔平さんが2時間17分41秒で優勝、女子は小江亜衣さんが2時間51分32秒で優勝。

また復興支援が縁で宮城県石巻市の陸上競技スポーツ少年団の小学6年男女24名が招かれ、姫路城周辺のコースを駆け抜けた。こういうことを通して今後の相互の交流に期待。

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今冬より就寝時に布団乾燥機を利用

以前、就寝時の電気行火の利用を止めたと記した。そして、ついに電気敷毛布の使用も止めた。しばらく、空調により暖房していたが、どうしても湿度が下がり過ぎる。そのことにより、気温より寒さを強く感じる。

となれば、加湿器が必要になってくるが、使い方を誤れば、カビを生じかねない。機器は便利だけれど、空気清浄機同様、危ういものだ。そんなことを考えていると、数年前、衝動買いして押し入れに入れたままになっている布団乾燥機を思い出した。

当時、なぜ購入したのかは、今もって不明(笑)。大体、布団類は日干しで十分だから本来、寒冷地でなければ、布団乾燥機は必要がない。ただ、冬は、当地であっても、日によっては、日干しは十分でないことも多い。

そこで、就寝時に、室温10度以下の場合、布団乾燥機を改めて使ってみた。使ってみると、これが非常に心地よい。空調暖房もなしに、朝まで、ぐっすり眠れる。日干しだと、冬には、夜になると、布団は膨らんでいるが、冷えている。それを布団乾燥機で、1時間ほど温めると、ほっかほか。

なぜ、これを今まで気づかなかったのだろうか。電気代が結構かかるけれど、電気行火、電気敷毛布、空調による暖房の電気代を考えると、まずまずかな。

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2017年2月16日 (木)

久しぶりにホットケーキ

朝は基本的に和食なのだが、ここ数日、少し胃が重たかったので、昨日から、洋食。久しぶりにホットケーキを作った。ケーキミックスの材料があったので、簡単。好い焼き加減に出来た。蜂蜜とバターを乗せて食したが美味しい。

後は、ダージリン紅茶に蜂蜜とレモンを垂らす。コーヒーも考えたが、胃にはあまりよくないだろうと変更した。それからポテトサラダ、リンゴ、夏ミカン、ヨーグルト。胃の調子が悪いと言いながら、食べ過ぎかも。昨日は、夏ミカンの代わりにイチゴ。売り場に賑やかに並ぶようになった。そういういう季節だと再確認。

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2017年2月15日 (水)

妻を求める~狂言『伊文字』より

笑いというものは、いつも面白いことを言ったり、したりする人も面白いが、真面目な人が、本人は気づかず、おかしなことをやっているのが、案外目立って、おかしいもの。そういう観察は昔から行われてきたが、狂言の面白さも、そういうところにある。

今回、取り上げる狂言は、神仏に願って妻を得ようとする「妻定め物」という部類のものでで、『伊文字』というもの。妻が欲しいと主人が太郎冠者を伴い、清水の観世音にやって来て、一晩籠る。社殿近くで仮寝をすると、「西門の一の階(きざはし)に立った者を妻にせよ」との有り難い霊夢を授かる。そこで、早速、西門に向かうと、そこにはそれらしい女が頭から衣を被って立っている。

主人は恥ずかしくて声を掛けられないので、代わりに太郎冠者が女に声をかけると、確かに霊夢の人である。そして女が「恋しくは、問うても来たれ 伊勢の国伊勢寺本に住むぞ わらはは」と歌を詠み、立ち去ってしまう。

ところが、太郎冠者は、上の句の「恋しくは、問うても来たれ」しか覚えられない。折角の住所が分からなくなる。そこで、困って、歌関を作って、往来の人に相談して、和歌の下の句を継がせようとする。ちなみに、「歌関」とは、関所になぞらえて、和歌を詠まないと、通行させまいとすることを言う。通行人は先を急いでいるのに極めて迷惑なこと。

でも、この主従は、自分たちのためなら、そんなことにはお構いなし。神頼みまでして尋ねた大切な女の住所。何とか知りたいの一念。主人は、太郎冠者の任せた後悔。太郎冠者は、女の歌を覚えられなくて、主人の要望を叶えられなかったら大変という思い。

そういうことで何回か通行人に尋ねた結果、ある通行人が、きっと「い」の文字のつく国の名だろうと伊勢の国を言い当てる。ところが、また「伊勢の国 い」でつかえたので、今度は、「い」の字のついた里の名と推察し、見事に推理して去り終演。

記憶喪失の男が、誰かの助けを得て、過去を思い出すような雰囲気(笑)。部分記憶のつなぎ合わせで全体を思い出す。誰でも、有りうることです。流風なども和歌で示されると、覚えられるかどうか不安。太郎冠者を決して笑えない。でも、主人は、太郎冠者に任せず、直接、女に尋ねるべきであったのは確か。

*追記

ついでに記せば、霊夢などは嘘であろう。どうも寺の方で仕組んだ感じがする。寺には、それなりのものを主人は納めているはずだから、適当に、女を見繕ったとするのが自然。女は、夜のうちに主人を確認したものだろう。一種の見合いと言えないこともない。

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2017年2月13日 (月)

『黒井千左・博史 父子展』を観覧

山陽百貨店で、『黒井千左・博史 父子展』が開催されていたので観覧してきた。「虫明焼」というものらしいが、詳しいことは知らない。備前焼の流れを汲むものだろうか。いずれにせよ、嫌いな焼物ではない。

父子の作品ともに、釉薬により多彩な変化に富み、面白い。ただ、約70点の展示だったらしいが、会場の広さの割には、やや多かったかも。特徴別に展示した方が、印象に残るはず。作品の中には、価格的に購入できないこともないものもあったが、手持ちの壺と似ていたので、今回は止めた。久しぶりに、いい目の保養ができた。平成29年2月14日まで。

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『ドイル傑作集Ⅰ』を読む

書店をうろうろしていて、今回は、コナン・ドイルが目についた。子供のころ、彼のいくつかの作品を読んだ。いわゆる「シャーロック・ホームズの冒険」だ。今は、どの内容のものであったかは忘れている。

また30分ドラマのDVD(すべてで40話)も持っているのだが、話の展開が早すぎて、面白さが今一つ伝わらない。いずれ書籍の方を読んで味わいたいと思っている。書店の棚を見ていると、『ドイル傑作集』というのがあり、その中の「ミステリー編」(延原謙訳)を今回、購入してみた。

8作品収録されているが、「五十年後」という1作品は訳者の判断で付け加えられている。ただ、その作品はミステリーと言うより、奇談に属するだろう。全て短編で、それぞれに面白い。最近の日本のミステリーは、込み入った話が多いが、ドイルの作品はシンプルで読みやすい。それでいて個性的だ。こういう発見があるから、書店通いは止められない。

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2017年2月12日 (日)

映画『フラッシュダンス』を観る

最近、昔の洋画を観ることが多いが、今回は『フラッシュダンス』。主演は、ジェニファー・ビールズ。以前、テレビで視たことがある。たまたまCDショップでDVDを見つけて購入。1983年の制作だ。この映画は、女性の自立を強く主張した映画だと思う。

この映画が放映された頃から、日本でも、女性が、自立、自立と強く叫ぶようになったと思う。ただ、自立とは、本来、独りで一本立ちして生きることで厳しいもの。そのことを理解せず、未だにムードに流されて、自ら貧困に追い込まれている女性が多いのは残念なことだ。

さて、映画の方は、きちんとダンスを習ったことはないが、18歳でプロのダンサーを目指すアレキサンドラ・オーウェンズ、通称アレックス(ジェニファー・ビールス)が、昼間は溶接工、夜は地元のキャバレーでダンサーを勤めながら、強い意志をもって、自身の夢を追いかける物語。

全体がダンスと音楽で構成されている。この映画をきっかけにブレイクダンスが流行るようになった。有名な音楽は、アイリーン・キャラによる映画の題名と同じ「フラッシュダンス~ホワット・ア・フィーリング」やマイケル・センベロによる「マニアック」が懐かしい。

夢は強く思えば叶えられるというもので、ドアを押して新しい世界に飛び込むのは、あなた自身と呼び掛けている。ただ、一つ間違えば、地獄が待ち構えている危ういものでもある。しかし、挑戦しなければ、いつまでも前に進まない。そこには、強い信念のもと、夢を諦めない心の強さが必要だと示唆している。

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2017年2月11日 (土)

朝方の冬の月

今朝、朝早く目覚めると、妙に部屋が明るい。ああ、雪が積もったのだな、と窓を開けると、雪は降っていないし、積もってもいない。だが、西の空に、丸い月が煌々と光っていた。思わず頭を垂れたくなるように神々しい。

この光で、世間を騒がせている稲田防衛大臣の詭弁を糺してほしいものだ。自衛隊員に危険な任務を担わせておきながら、無責任な発言には、本当にむかつく。こんな政治家のために、働かなければならない自衛隊が、あまりにも可哀想だ。

*2017年2月14日追記

稲田防衛相は、辞任せざるを得ない。防衛省トップとして、組織を把握していないことは明らかだ。シビリアンコントロールを機能しなくしてしまった安倍政権にも責任がある。このような防衛省であれば、米国も不安に感じるだろう。適切な交代が望まれる。ぐずぐずすれば政権にも影響を与える。

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2017年2月 9日 (木)

贈り物には警戒

以前、トップは外部に、趣味や嗜好を知られてはいけないと記したが、そこに付けこむ輩がいるからだ。つまり趣味や嗜好は、トップにとって弱みになりかねない。とはいうものの、組織の中で、生きる限り、それは自然と分かってしまう。でも、積極的には公開しないのが望ましい。対処方法としては、無趣味で通すか、平均的な多趣味でいることだろう。お金のかかる特別な趣味・嗜好を避けるべきかもしれない。

さて、中国に、次のような話がある。晋の中行文子が国外に逃亡した時のこと。彼がある県の町を通り過ぎた。従者が、「ここは殿のお知り合いの役人がいる場所です。なぜ、通り過ぎるのですか」と言うと、文子は次のように答えたと云う。

「かつて私は音曲が好きだったが、その者は、音色のいい琴を贈ってきた。また、ある時には、腰に付ける吊り下げに凝ったところ、その男は、玉の環を贈ってきた。このように物を贈って気に入られようとする者は、信用できない。彼は、このことをネタに別の人間に気に入られようとするだろう。奴は私にとって危険人物だ」と。そして、その町を離れた。しばらくすると、その役人が追っかけてきて、文子一行の車を持ち去って、新しい君に献上したと云う。

物で取り入ろうとする人間には、強く警戒しなければならないということをこの話は示している。どこかの首相は、高級クラブを献上したしたそうだが、大丈夫かな。

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2017年2月 8日 (水)

姫路・播磨に転職するなら「はりまっち転職」がお薦め

姫路・播磨に関心を持って、移住しようとしても、定年退職者以外は、やはり仕事のことは心配だろう。自分に合った適切な仕事が見つかるかは、大切なこと。大手転職サイトを検索しても、必ずしも見つかるとは限らない。

そこで、地元に密着した転職サイトが必要になる。それが「はりまっち転職」というサイトだ。このサイトを使えば、適切な仕事が見つかる可能性が高い。姫路・播磨に移住・転職を考えている人は参考して欲しい。一度、「はりまっち」で検索してみてください。

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ひめじ・お試し移住ツアー開催について

姫路市を含む播磨地域は、「住んでみたら、よかった」とよく言われる。確かに、大都市と比べたら、家賃も物価も安いし、自然も豊か。でも、地方都市の程よい便利さもある。

ただ、姫路市周辺地域は、高齢化の進展により地域活力の低下が懸念されている。姫路の田舎暮らしに関心ある方を対象に、今回、姫路市では、「ひめじ・お試しツアー」を開催する。

現在住んでいる地域あるいは都市から、異なる地域に移住するには、それなりの下調べが必要だが、単独で調査には限界がある。そこでお試しツアーなどを利用して、自分に合うかどうか確認するのは有意義なこと。

今回は、「山の地域コース」と「海の地域コース」の二種。空き家見学や、地元企業参加のオリエンテーション、移住の先輩との交流も計画されている。参加費は、5000円(税込み。一日目の昼・夜、二日目の朝・昼の食付き、宿泊費込み)、小学生以上同額、未就学児無料だ。その他に必要なのは、集合場所(JR姫路駅)までの往復交通費は別途自己負担だけだ。

実施時期は、いずれも土日で、第一回目 平成29年3月4日~5日、第二回目 平成29年3月11日~12日となっている。募集人員は、各回各コース25名。募集締め切りは平成29年2月24日(金)。

関心のある方は、是非、参加してほしいものです。

*追記

より詳しいことは、「ひめじ・お試し移住ツアー」を検索してください。そこから、JTB西日本 姫路支店公式サイト htttp://www.soldout.jp/himeji-otameshi/をクリックすると、詳細が分かる。

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2017年2月 7日 (火)

映画『シンシナティ・キッド』を観る

ポーカーは、お互いに持ち札が見えない。それゆえ、心理的な駆け引きが勝敗を大きく左右する。よって、どんなに持ち札が良くても負けることがある。そのポーカーに、ついに人工知能(AI)が、トッププロに圧勝したという。

米国カーネギーメロン大学の研究チームが開発した「リブラトゥス」と名付けられた人工知能(AI)が、世界のトッププロに圧勝したらしい。プロ4人と20日間、12万回対戦し、獲得したチップの総量でプロを圧倒したようだ。囲碁や将棋の世界でも、AIの強さが証明されているが、何だかなあという感じ。ゲームが楽しめなくなる。これからは、また違った楽しみ方が開発されるのだろうか。

さて、ポーカーを扱った映画としては、先日『スティング』を取り上げたが、今回は、『シンシナティ・キッド』。昔、テレビで視たが、最初と最後ののシーンはよく覚えているが、内容は、ほとんど忘れていたので、今回、改めて観てみて、新しい感慨があった。

ミシシッピ川流域一帯の若い勝負師、シンシナティ・キッドという異名をはせる男(スティーブ・マックィーン)。勘と度胸で、イカサマを疑われるほど強かった。それゆえ、多分に自信家だ。そこにニューオリンズに大物勝負師で30年タイトル保持者で、「ビッグ・マン」と呼ばれるランシー・ハワード(エドワード・G・ロビンソン)がやって来る話を聞き、挑戦を試みる。もちろん、絶対に勝つと、、、、。

そこに様々な人間模様が絡む。親友のシューターは、堅実なカード配りとして知られていたが、魅力的だが素行が悪く派手で金のかかる女メルバを妻にしている。キッドにはクリスチャンという田舎出身の純朴な彼女がいる。だが、メルバは、男なしには生きられないタイプで、キッドにも色目を使う。

何事にも、勝負には、いろんな綾がある。特に心理戦のポーカーは微妙。ちょっした心理のもつれが結果に響く。ビッグは、「勝負師に女は不要」と言う。神経戦に影響するからだ。よって戦い続けると、精神的に駄目になる可能性もある。ビッグは、それを乗り越えてきたということだろう。

人工知能などない時代の勝負師の話だが、人間物語である。人間、一生には、いくつかの大きな決断を迫られる。何をベースに判断するか。結構、示唆を与えてくれる映画だと思う。

*追記

ちなみに主題歌は、「雨のニューオリンズ」でレイ・チャールズが歌っているが最近、聴いたことがなかったので、これも懐かしかった。

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2017年2月 6日 (月)

トップは、どんと構えよ

黒田如水が、秀吉が存命中に、豊臣家の行く末について発言している。秀吉は、農民からの叩き上げのため、その限界を指摘しているのだ。人たらしと言われたように、腰は軽く、人の心に入っていくのは巧みであったが、太閤になっても、その姿勢を改めようとしなかった。

如水は、これではトップの威厳は保たれないと指摘している。また安易に、金銀財宝を与えすぎなのも危惧している。本来、信賞必罰でなければならないが、これがあまりにもいい加減だったことを批判している。

よって、子飼いの者たちに、大した功績もないのに大名に取り立てたりして、組織の混乱を引き起こしている。そのため、欲のために秀吉に取り入り、加増されるので、誰も秀吉に真実を伝えない。このようにして、秀吉は裸の王様になった。

結局、秀吉亡き後、武勇もないのに人を軽んじる人々が居丈高な態度を取るため、多くの人間が豊臣方から去っていくだろう。そして、世の中は、再び乱れていくと。秀吉が亡くなると、如水の予測通り、世の中は展開していき、徳川家が天下を握る。

トップは、それなりの実績と同時に、絶対的に誰にも負けない強いところがある必要がある。その上で行いは律儀であり、人物評価も安易に行わず、じっくり、その真意を把握するように努める。そのようにして皆に一目置かれ尊敬される人物である必要がある。そのためには、軽率な発言や行動を控え、どんと構えていくことが求められる。

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2017年2月 5日 (日)

姫路の高校生による「お気に召すまま」公演

姫路キャスパホール(山陽百貨店西館の7階にある姫路市文化国際交流財団のホールの名称)が25周年記念事業として、姫路市の高校生によって、シェイクスピアの「お気に召すまま」が演じられるらしい。日程は、2017年3月24日から26日まで、毎日2回公演。

プロの笹部博司氏の演出によるものらしい。なぜ、このようなことを記事にしたかと言うと、有料だからだ。一般に学生の公演は無料が多い。料金500円とは言え、お金を取る。果たして、観るに値するものになるのだろうか。興味津々。学生さんには、頑張ってほしいものだ。金返せと言われないためにも(笑)。演劇で、お金を得る難しさが分かれば、学生にも、いい経験になるだろう。

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2017年2月 4日 (土)

姫路・石巻 縁展示会「石ノ森萬画館がやってきた!展」に行く

先日案内した姫路・石巻 縁展示会「石ノ森萬画館がやってきた!展」に行ってきた。姫路市は、東日本大震災をきっかけに、宮城県石巻市と地域間交流を深めている。石巻市は、「マンガのまち」として有名で、その中核施設「石ノ森萬画館」から、サイボーグ009や仮面ライダーなどで知られる石ノ森章太郎作品の展示やワークショップが開かれている。

当日(2月4日)は、天気もよく、狭い会場には、人が溢れていた。「サイボーグ009」や「がんばれ!ロボコン」、「仮面ライダー」等、懐かしい漫画がずらりと並んでいた。観ている人は、老若男女さまざまな世代。観覧無料だから贅沢は言えないけれど、会場が、ちょっと狭すぎた感じ。でも、皆さまは、生き生きとした顔で楽しんでおられた。

また仮面ライダーの立体模型も展示されており、多くの方が一緒に写真を撮っていた。それゆえ、余計に人が滞留していた。催しの企画はすばらしいと言うことだろう。現役時代、場所のスペースを確保できるかどうかも能力の一つと言われたが、そんな感じがするので少し残念。でも、予算の関係もあったのだろう。難しいところだ。催しは、イーグレひめじの地下一階で、明日の2月5日まで。

*追記

2017年2月5日には、大手前公園で、「ひめじSubかる☆フェスティバル」が開催される。「石ノ森萬画館がやってきた!展」も連動した催しの一つ。5日には、約300人のコスプレイヤーや「痛車」100台も登場する。コスプレイヤーについては「世界コスプレサミット」の県予選の意味もある。優勝者は国内の決勝大会に進む。

その他に、ハンバーガーの人気投票を行う「姫路バーガー博覧会」同時開催する。

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トランプ発言に過剰反応する日本のマスコミ

米国がトランプ政権になって、トランプ政権の数々の発言が問題だとして、日本のマスコミも取り上げて騒いでいるが、もう少し落ち着いて報道する必要があるだろう。更に野党も尻馬に乗って無責任に政府を攻撃するがポイントがずれているのは情けない。

そもそも、トランプ大統領の発言は、ある意味、共和党の綱領と、そんなにずれがあるわけではない。彼は、それを国民に分かりやすく、若干、誇大にして発言しているだけだ。よって、共和党政権としては、その是非はともかく、当然の発言であると言える。

もちろん、間違った発言に対しては、適切に反応することは必要だが、過大に反応する必要もない。合理的な説明さえできれば、政権は理解する能力を十分に持っている。

もう一つ、大切なことは、米国の病の解消には、ドラスティックな政策転換が求められているのも事実である。米国は、民主主義、自由主義、人権が表看板だったが、いずれも行き過ぎて、社会が、ぎすぎすした状態になっている。格差も極端に大きい。

これを是正するためには、しばらく、民主主義、自由主義、人権という表看板を修正しなければならない。特に、移民で国家を成長させてきたことも、社会に大きな歪を生んでいる。よって、移民、難民の受け入れも、一時的に止めて、社会を立て直す時期に来ている。

これらを理解せず、トランプ政権を過去の米国政策をベースに海外から批判しても、あまり意味はない。米国の実情を把握し、冷静な報道が求められる。

*追記

また日本のマスコミが、日本在住の米国人をコメンテーターとして活用しているが、彼らは総じて米国民主党系の人物。よって意見が偏り、特にトランプ氏に悪意を持った発言になる。これが報道を歪める。米国人の意見を聞くのはいいが、バランスが求められる。

*追記

米国および周辺国家が、パラダイム・シフトを理解するには、少し時間がかかるだろう。そのための混乱が現在、起こっている。

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2017年2月 3日 (金)

映画『スティング』を観る

2015年末に、自民党、日本維新の会が強く主張して、カジノ合法化を進める「統合型リゾート整備推進法案」が可決した。これで、カジノ解禁に幕が開くのか。極めて問題の多い法案だ。裏社会は喜んでいるかもしれない。今までのように裏カジノを取り締まるのは難しくなるかもしれない。

更に海外のマフィアも日本進出を考えているらしい。カジノは、マネー・ロンダリング(資金洗浄)するには格好の場所だからだ。テロ組織も、資金を獲得するために、やってくる可能性が指摘されている。安倍政権は、テロ防止法案を強く主張しているが、カジノは、テロ組織を招くようなもの。本来、テロを招くような法案や彼らを刺激する政治家の言動を避けるべきだが、現在の政権は、それができていない。

別の視点で見れば、カジノは、不正の温床。イカサマは、当たり前だ。イカサマのプロが、続々海外からやって来て、客から不当に金を巻き上げるだろう。当然、そこには犯罪も絡む。当局は、本当に取り締まれるだろうか。

そういうことから昔の映画を思い出し、映画『スティング』を久しぶりに鑑賞した。主演は、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード。舞台は1936年のシカゴ近郊の浮浪者が溢れる下町。若いイカサマ師のジョニー・フッカー(ロバート・レッドフォード)は、詐欺で日銭を稼いでいた。

今回は通行人から金を騙し取るが、相手が悪かった。大物ギャングのロネガンの手下だったからだ。金は、ロネガンが所有する賭博場の上がりだった。怒ったロネガンは、フッカーと、その師匠ルーサーを殺すように指示し、ルーサーは殺されてしまう。

フッカーは、逃げ、かねがね、ルーサーから旧友で伝説の賭博師ヘンリー・コンドーフ(ポール・ニューマン)を頼れと言われていたので、復讐のため訪れ、彼に協力を求める。だが、彼はFBIに追われる身なので、首をタテに振らない。だが、ロネガンの名を出すと、、、。

アカデミー賞7部門受賞しているだけあって、なかなか面白い。イカサマのプロ同士の駆け引きが絶妙だ。音楽「エンタティナー」は軽快だが、本当の話は、重苦しいのだろうが、この効果で楽しめる映画になっている。ただ、イカサマが横行する賭博は、危険この上ないことも確かだ。社会が暗くなると、こういうものが流行る。日本の将来は危ういのだろうか。

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2017年2月 2日 (木)

情報を捌く力

現代のように情報が溢れる時代には、各個人に情報を捌(さば)く力が求められる。かつて「情断」という言葉が作られたが、無駄な情報や作為の情報は断つのが望ましい。問題は「無駄な情報や作為のある情報」とは何かということ。常々、そういう問題意識がないと、現代人は忙しく、情報に流されてしまう。一体、どうすればいいのか、難しい問題だ。私自身も試行錯誤の毎日だ。一般的に言われてるのは次のこと。

一、自分で情報を捌く技術を身に付ける

自分にとって何が重要な情報かの見極め。

二、情報を捌く技術を持つ人の意見を参考にする

やはり情報収集・分析専門家の声は参考になるかも。

三、確実な情報を流す情報源にのみアクセスする

マスコミ等媒体の信用度の再確認。またネット情報の信用度の確認。その上で、各種情報に接しても、丸呑みしない。自分で考えるくせを付ける。

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