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2017年3月16日 (木)

任せるということ

人材育成には、任せることが必要だ。ところが、管理者がレベルが低いと、「任せる」ということがなかなかできない。任せたものの、不安なのか、部下のやり方に中途半端に口を出したり、最悪、仕事を取り上げたりする。そんなことをすれば、部下は、やる気を失うだけでなく、いつまで経っても成長しないことになる。

中国の古典に、次のような話がある。ある国の王様が、信任の厚い宰相の病が悪化して危篤の状態と早馬の使者で知る。使者は、宰相の最後に会われますか、と問うと、王は、慌てて立ち上がる。

その時、更に追い立てるように別の早馬が着く。そこで、王は、「急いで名馬をつないで四頭立てにし、馬役には馭者を当てよ」と命令。ところが、数百歩走ると、「馬役の走らせ方が遅い」と自ら馭者に代わる。

そして、更に数百歩馭していくと、今度は馬が思うように走らない。王は、ついには馬車から降りて、自分で走り出したという。いかに緊急時とは言え、王の行いは、明らかにおかしい。

最近の例では、少し話が異なるが、安倍首相が、防衛大臣が国会答弁で、右顧左眄している様子を見て、自ら答弁していたが、これでは人材は育たない。任せた以上、大臣の資質に問題があったとしても、任せきる必要がある。

その結果、最終的に、大臣としての能力が欠けると判断したら、しっぽ切りと言われても、一旦、更迭して、谷底に落とすべきだろう。そこから這い上がれない人材は、結局モノにならないのははっきりしている。

報道によると、首相は、本来優しい性格らしいが、部下を育てるのに優しいだけでは駄目で、時には鬼になる必要もある。人を育てる意味を知ってほしいものである。

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