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2017年3月 2日 (木)

天下の悪法とは~『韓非子』に学ぶ

韓非子では、法律は、誰にも分かる内容でなければならないと説く。つまり、そうしないと、法律が理解され、全てに於いて行き渡らないからだ。よって、複雑すぎたり、内容が矛盾したり、将来、齟齬をきたすものは基本的に不可である。

ところが、残念ながら、現代の日本においては、そのルールが守られていないことが多い。それは「悪法」とでも言うべきものである。一体、悪法とは、どのようなものであろうか。

一、万人に分かりにくい法律。何を言っているか分からない。

二、法律を作ろうとしている、あるいは作った人間が、その内容をよく理解していないケース。

三、更に、第三者から説明を求められても、あやふやなことでしか説明できないケース。

四、法律の専門家である裁判官、検事、弁護士等が判断を下す場合、様々に解釈されるもの

五、目先の現状のみに対応した法律。今はよくても、法律は、文書で残り、将来に禍根を残すと推定される法律。

現代日本は、安易に法律を作り過ぎる。法治国家ではあるが、複雑な法体系の下で運用を間違えば、多くの民を苦しめることになる。韓非子は、国家を運営するには法の大切さを説いたが、やり方を間違えれば、国を誤る。悪法を作らないように、立法に携わる人々は、もう一度、『韓非子』を読んでほしいものだ。

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