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2017年4月 3日 (月)

身を落ち着かせること

サラリーマン時代、関西から東京に転勤になって、営業活動を行った。関西では、それなりの知名度はあったが、東京では、ほとんど知られていなかった。よって、多くは門前払い。止む無く、まず会社を知ってもらう活動をし、直接関係はないが、官庁にもアピールした。

関東圏の役所では冷たくあしらわれたが、意外と東京の中央官庁では、割と気安く会ってくれ、会社の説明をしても一応聞いてくれた。そのことを地方の役所に伝えると、前の対応とは違って、話を聞いてくれた。この時、ああ、これが役所の仕組みと思ったものだ。

役所に行ったのは、それきりだが、その後、民間企業に営業に行って、その話をすると、皆、少しずつではあるが、会ってくれるようになった(*注)。その時に、ある人から次のように言われたことがある。

「流風さんは、今後も、ずっと東京で頑張るのですか」と。だが、サラリーマンに転勤はつきもの。一瞬、うろたえたが、「今後も、こちらで頑張り続けるつもりです」と返答した。そうすると、その後、少しずつ、商品について、問い合わせが来るようになったことを覚えている。

それからは、東京各地を歩き回り、土地勘を養い、冗談だが、「東京に住んでいる人より詳しいなあ」とか感心されたこともあった。自分自身、ずっと東京で頑張るつもりだった。だが、家の事情や健康問題を抱えて、関西に戻らざるを得なかった。

でも、当時は、東京で頑張るつもりだった。それについては後悔はない。その場所、その仕事で、身を落ち着かせ、頑張ることには意味があると思う。若い方も、仕事をやる以上は、そのつもりで取り組んでほしい。

*注

現在のことは知らないが、当時は、東京・関東方面の人々は、お上意識が強かった。関西は、その点が大きく異なる。むしろ、お上意識を吹かせる者をバカにする。

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