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2017年5月11日 (木)

奇妙な安倍首相のあせり

ここへ来て、安倍首相の奇妙なあせりとも取れる発言が目立つ。彼は、自分の能力以上に、自らを見せようとするあまり、指導力を発揮しようとして、全てを抱え込んでいる。それが首相という重責のストレスの加えて、健康上の不安も抱えて、言動を怪しくしている。

更に、彼には悪いが、元々、頭があまりよくない上に、あまり宜しくない取り巻き連中の意見に左右されている。ところが、劣等感の裏返しで、自分は能力において誰にも劣らないと思いたがる。これが裸の王様状態を招いている。

結果的に、国会の討論において、自身で、よく整理して考えないものだから、その発言は強気一辺倒で、支離滅裂になりやすく、非論理的で誠実さは全く感じ取れない。それゆえ、論理的に突かれると感情的になりやすい。

その彼が、今回、憲法改正を第九条の現憲法の条項を残したうえで、自衛隊の存在を明記するというのを優先して議論して進めようと言い出した。理論的に整合性は全くない。更に、それを2020年までにやり遂げたいというのだ。これは自民党内でも、「自民党憲法改正草案」(国家主義的で、国家統制の意味合いが強い。憲法の意味を真に理解していない素人案で決して望ましくないが)でも議論されていないし、憲法審査会でも議論されていない。

そもそも憲法改正は、喫緊の課題ではない。それ以外に、やらなければならない課題は多くある。憲法改正は、国民的議論が広くなされて、納得を得て、初めて国会で議論されるべきもの。それに対して、安倍首相は、憲法改正について、祖父の思いとか、個人的感情で暴走しようとしている。

それにしても、あまりにも、あせりにも似た発言の裏には、何が何でも、自分の政権時に、憲法改正を成し遂げて実績を上げたいという私欲が絡む。そのためには北朝鮮危機を利用しようとする意図も感じられる。あるいは森友問題で、自身の発言から、最早逃げられないような事態を予測して国民の関心をそらせたい意思が働いているのか。

いずれにせよ、感情で政治が、深い思慮なく、独断で自分の考えにこだわり、広く意見を吸収しない姿勢は問題だ。政府与党も、早くトップの変更を考える時期に来たと言える。与党も、いつまでももトップに安倍首相を据えるのはどうか。彼にこだわる必要はない。自民党内には、彼に代わる優秀で適切な人材がいる。

*追記

もともと、自衛隊は、現憲法下、その存在は認められていることは以前に記した。それを改めて、憲法の中に、その存在を記せば、かえって、おかしなことになることは明白。世論調査で、一般国民は、そのことをよく理解していない。一部のマスコミは、そのような調査結果を流して、いかにも憲法改正が必要だとミスリードしている。

*追記

基本的に、安倍首相の政治の進め方は、あまり好きではない。独断政治と言えるだろう。秘密保護法、安保関連法案は、もっと慎重に議論を進めるべきであったし、今、議論している「共謀罪」にしても、問題は大きい。これらは国民主権を脅かし、戦前の国家主義に近づくことになる。明らかに歴史と逆行している。

結局、安倍首相の民主主義の不理解から来ている。これは自民党の党名を否定し、存続にも赤信号を灯すものだが、自民党議員は案外気づいていない。現在の党内は、かつてのように自由も民主も機能していない。

多数は握っているものの、有権者からすれば、かつてのような魅力は薄れている。そういう危機感が持てないのなら、この政党の将来は案外危うい。

*追記

仮に自公政権が、今後も、安倍氏をトップに据え続けたいのなら、彼の取り巻き連中を一掃して、清新なイメージに転換することだろう。また大臣たちを安倍氏の意のままに動くロボット化していては、党内も駄目になる。表現は悪いが、仮に首相は、お飾りになっても、大臣には、それぞれのプロの政治家を充てるべきだ。それができないのなら、安倍首相は、早期に退任すべきだろう。

*2017年5月15日追記

読売新聞社が、安倍首相の憲法第九条改正案について、世論調査しているが、全く信用できない。この新聞社は、安倍首相のお抱えの新聞社だから。世論誘導するのは頂けない。国民は、この権力にすり寄り、偏向報道する新聞を購読してはならないだろう。

*2017年5月17日追記

安倍首相の森友学園不正関与問題にさらに、かねがね噂されていた加計学園問題が首相が関与していた文書が出てきている。最早、首相は退陣か、解散を求められるだろう。米国筋は、そのように見ている。6月解散が現実的か。権力をチェックするためには、与野党の数のバランスが求められる。与党は、真剣に、次の首相候補を決めておくべきだろう。

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