« 夏のバラ 2017 | トップページ | 姫路市の人の動きから考える »

2017年6月16日 (金)

孝行したい時には親はなし、と言うけれど

孝行したい時には親はなし、と言うけれど、今でも、時々、軽い後悔の念がある。それは母が生前、旅行したいという願いを叶えなかったことだ。ただ、母は、基本的に、家に籠り、旅行はあまり好きでなかった。

よって、たまに、父と市内観光していたくらいだ。多くの人が海外旅行する時代を父と共に不思議そうにしていた。若い時に、少し時間があって、一緒に旅行に行こうと誘っても、大体が嫌と断ってきた。

そして、それでも、晩年、父の病状が思わしくなく、いよいよという頃になって、旅がしたいと言い出すようになっていた。その行先は、なぜか京都と台湾。それならと、母の体調からして、台湾は無理としても、京都に行くかと言うと、うんと言う。

そこで、京都のどこに行きたいのかを聞いても言わない。確か、結婚前、憧れの男性が京都で学んでいたとも聞いたことがある。そういうことが一度行きたいという願望につながったのかもしれない。

だから、行先と言っても分からないわけだと推測した。父が亡くなって後、少しその気になったようなので京都旅行の段取りすると、ドタキャンする厄介な人だった。行く当日の朝になって、急に体調が悪いと言うのである。

全ての段取りを取り消しするのに少し大変だったが、母は、一向にお構いなし。「行けない」の一言だった。そして、「お金出したらるから、お前が代わりに行って来」と言うのである。子供の心、親知らずである。

台湾に行きたいと言ったのは、母の過去の言動を再確認しても、全く手掛かりなし。聞いても、答えてくれなかった。ただ、よく「自分は南方系の顔だち」とは言っていたが、別に台湾と関わりがあるわけでもない。単にイメージを膨らませただけかもしれない。

結果的に、母を京都にも台湾にも連れていくことができなかった。若い方は、親が元気な時に、彼らが望む地域に一緒に旅行されることを望む。私のような後悔はしてほしくない。

|

« 夏のバラ 2017 | トップページ | 姫路市の人の動きから考える »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99784/65418415

この記事へのトラックバック一覧です: 孝行したい時には親はなし、と言うけれど:

« 夏のバラ 2017 | トップページ | 姫路市の人の動きから考える »