« 花菖蒲と蜻蛉 | トップページ | 映画『アラビアのロレンス』を観る »

2017年6月 3日 (土)

『怖い浮世絵』を読む

先日、浮世絵『江戸の悪』を取り上げた。引き続き、今回は、『怖い浮世絵』を読んだ。同じく、太田記念美術館監修で、著者は同館の首席学芸員の日野原健司氏と主幹学芸員の渡邊晃氏によるもの。

この本は、盛夏に読んだ方がいいかもしれない。いずれも、ぞっとするような浮世絵ばかり。怖い浮世絵として、一、幽霊、二、化け物、三、血みどろ絵、に分類してある。物語は、史実、創作(当時を違う時代に仮託したもの)など。

作者のおどろおどろしい感性が沸き立っている。人間には、それぞれ、そういうものを持ち合わせているかもしれないと思わせる。ということは、現代の諸事件も、浮世絵の題材になりうるということ。

でも、平成の怖い浮世絵という声は聞かない。表現することを怖れているのだろうか。ネタがあり過ぎて、追いつけないのか。人々の関心が次々と移っていくためか。しかしながら、作品として、遺していいのでは。

|

« 花菖蒲と蜻蛉 | トップページ | 映画『アラビアのロレンス』を観る »

マスコミ評論及び各種書評」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99784/65362863

この記事へのトラックバック一覧です: 『怖い浮世絵』を読む:

« 花菖蒲と蜻蛉 | トップページ | 映画『アラビアのロレンス』を観る »