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2017年7月19日 (水)

ツバメのおしゃべり

今年は、どういうわけか、スズメが多い。ドアを開けると、せわしなく飛び立つ毎日だ。日によっては、ツバメが、庭を何回も何回も旋回するとこもある。それを見ていても、割と飽きないものだ。何を情報交換しているのだろうか。

ところで、神戸新聞の読者の声「イイミミ」欄に「ツバメのおしゃべり」が紹介されていた。子供時代に、聞いたような記憶もあるが曖昧。少し面白いので、転載しておく(一部、編集)。果たして、耳をすませば、そのように聞こえるだろうか。

「坊ちゃん、嬢ちゃん、白いご飯に魚(とと)添えて、僕らは土食い、虫食い、口しぶ~い」

「ええしの子は、お米のご飯、魚(とと)添えて、わしらの子は、土食い、虫食い、口渋~い」

(「ええし」とは、家柄の良いとか良家の意)

「殿さん米食い、百姓麦食い、わしゃ土食い虫食い、口しび(渋)~い」

「スズメさんら、ええことよ。お米のまんまにじじ(魚)添えて、わたしら(ツバメ)つらいかい、土食って虫くちゃ(口は)し~ぶい!」

「極楽じゃ餅食って、こっちゃ虫食って、口酸(す)~い」

(「こっちゃ」とは、こっち、こちらの意。すなわち現世)

なお、民俗学者の柳田国男は、ツバメが軒の端で、さえずる声を聞くと、「ツチクテムシクテクチシーブイ」と聞こえると記している。昔の人は、皆、鳥の声に耳を傾けていたのだろう。

また、ツバメとスズメのお話として、「イイミミ」欄には、次のようなものも紹介されていた。

「ある時、ツバメとスズメが化粧しているとそれぞれの親の危篤の報せがありました。慌てたスズメは化粧を途中でやめ、死に目に会えました。ツバメは、化粧を完全に済ませてから行き、死に目に会えなかったのです。それで、スズメは顔の下(顎)が黒く、ツバメはきれいな顔をしています。ツバメは罰が当たり、ご飯や魚(とと)が食べられず、虫や土を。スズメは、お米や魚を食べている」

「神様が、ツバメとスズメに急用があるから、集まるように伝えた。スズメは、すぐ駆け付けたが、ツバメは燕尾服など身だしなみを整え遅れてしまった。すると神様は、スズメを褒め、「お前は一生生米を食べなさい」、ツバメには、「虫と土を食え」と命じたとか」

子供や孫たちから、母親や祖母に「ツバメとスズメの違い」を問われて、苦し紛れの回答をしたとも考えられるが、童話にありそうな話で、なかなか面白い内容。いずれにせよ、機会があれば、ツバメのさえずりを聞いてみるとしますか。

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