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2017年8月22日 (火)

二つの女王のドラマ

現在、NHKで放送されている海外テレビドラマ『女王ヴィクトリア・愛に生きる』(主演はジェナ・コールマン。声は蓮佛美沙子)を少し関心を持って観ている。若くして女王になったヴィクトリア。彼女の母親がドイツ人であるため、様々な、さざ波が生じる。時代背景と共に、女王を取り巻く人々の思惑も描いている。

やはりイギリスだなと感じる。その底辺には、皆それぞれ「高慢と偏見」があり、そのぶつかりあいだ。民族、出身、身分、男と女等々。『高慢と偏見』と言えば、ジェーン・オースチンの小説を思い出すが、日本で言えば、平安時代の京都の貴族的(笑)。その人たちの微妙な駆け引きが女王を取り巻いて起こる。

だが、現実は、その積み重ねで、確実に、彼らの世界が動いていく。ところが、女王は、夫選びに、まるで正反対の男を選んでいく。好きになったドイツ人のアルバートは、ある意味、ストレートな物言いで考え方も素直。

彼女は、当初、反発しながらも、それが新鮮であった。今後、どのように展開していくのだろうか。言えるのは、女王も、普通の愛を求めているということだろう。

そして、もう一つのドラマはラジオドラマ。『斜陽の国のルスダン』(主演は花總まり)。宿命で、国政の経験はなかったが、グルジア女王になったルスダン。ちなみに、グルジアと聞くと、民族の気質は明るいらしい。またソビエトの外務大臣を務めたシュワルナゼを思い出す。彼は後に、グルジア(現ジョージア)大統領になった。彼も、そういう雰囲気を持っていた。

さて、グルジアは当時、モンゴルの脅威に直面し、西欧に警告するも、モンゴル軍に攻められ、国は崩壊。女王は、西に活路を求めるも、ホラズム王国の大軍に脅かされる。その後も、誇りを失うことなく王国を双肩に担うが、最終的には、モンゴルの属国になる。それまでの展開が、どのような話になるのか。

二人の女王の時代背景も取り巻く環境も全く異なるが、自らが権力者の地位にありながら、女性の感性で権力を見ており、興味深い内容だ。ただ、ヴィクトリア王朝は、英国が最も隆盛を誇ったのに対して、グルジアは、大国に挟まれて、苦難の道をたどるしかなかった。これは単に指導者の差と言うことではないだろう。

いずれも深夜放送なので、録画、録音して楽しむしかないが、未知の話なので面白い(ラジオの方は番組のホームページの「聴き逃し」で翌日の昼からネットで聴ける)。

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