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2017年9月10日 (日)

調和のとれた世界~『菜根譚』より

久しぶりに、『菜根譚』から。次の一文を見てみる。例によって、難しい文字がいっぱい。解釈に苦労する。

吾が身は一小天地なり。

喜怒をして愆(あやま)らず、

好悪をして則あらしめば、

便(すなわ)ち、是れ燮理(しょうり)の功夫なり。

天地は一大父母なり。

民をして怨咨(えんし)なく、

物をして氛疹(ふんしん)なからしめば、

また、是れ敦睦(とんぼく)の気象なり。

解釈に絶対的な自信がるわけではないが、一応記す。「燮理(しょうり)」とは、「ほどよくととのう」を意味する。「怨咨(えんし)」は、「怨みや嘆き」のことのようだ。「氛疹(ふんしん)」は「禍を病むとか不吉に悩む」というような意味だろうか。「敦睦(とんぼく)」は「親切で仲がいいとか、真心があって親しい」というような意味。

一応、まとめて解釈すると次のようになるかもしれない。

「(よく言われるように)吾が身は、一つの小宇宙を形成している。(よって他の存在を尊重し)喜怒で、判断を誤らず、好悪においても、その域を超えず一定の範囲に留めれば、それが調和のとれた工夫というものだ。

(広く見れば)天地は、私たちの大きな父母である。心理面では、民の怨みや嘆きを無くして、物質面では、禍や病をもたらすものを失くせば、人々が皆、親切に仲良くやっていくだろう」ぐらいかな。

解釈を見ていくと、老子的見解が溢れている。物事を大きく捉えるようにする習慣は大切だ。そうすれば、本質を見失うことはない。

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