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2017年9月16日 (土)

『源氏物語』の思い出と再読(?)

高校時代は進学校でもなかったので、受験勉強はほとんどしなかったから、大学受験は見事失敗。解答用紙は、白紙に近いものも多かったから、当然と言えよう。滑り止めもしなかったので、浪人。予備校に行って、初めて勉強らしい勉強をした(笑)。

それなりに勉学に励んだつもりだが、今まで、ほとんど知識がない状態での勉学には限界があった。それでも、予備校だけでなく、自前の勉強法で、その一年間は、本当に、よく勉強したと思う。

しかしながら、年末の父兄懇談会では、予備校の進路指導の先生から、志望校は厳しいので、一段ランクを落とすように言われた。親はがっかりしたらしい。二浪はしてくれるなと当然の要求。

でも、あきらめの悪い私は、何とかなるという、楽観的な見通しのもとに、予定の志望校に願書提出手続きを取った(国公立は最初からあきらめていた)。さすがに、滑り止め受験の手続きもしたが。

それでも、予備校の先生の言われたことは不安だった。ウィークポイントは国語だった。特に古文の成績がよくなかった。でも、受験直前に、大したことはできない。古文の参考書をぱらぱらめくるが、頭に入ってこない。

そこで、『源氏物語』の口語訳の本を買っていたことを思い出し、最初から読み始め、受験直前まで、それを読み続けた。本当に、やらなければならない時に、別のことをやってしまう天邪鬼。どうしようもないと本人も気づいているが、そういうことをしていた。

そして、やっと三分の一ぐらいを読み終え、連日の入学試験に突入。すべてで四大学八学部受験したが、その中で、最初の試験で、『源氏物語』の中からの出題があった。ちょうど運よく読んだ内容を知っていたため、すらすらと解答で来た。

この時ほど、嬉しかったことはない。無駄が無駄でなかったのだ。それをきっかけに、試験度胸もついて、落ち着いて試験に臨め、すべての学部に合格することができた。それを聞いた予備校の先生が、驚くこと、驚くこと(笑)。

さて、今、改めて『源氏物語』を再読している。あの時は、三分の一ほど読んだが、後は、読んでいない。でも、読んでいると言うと、ちょっと、おこがましいかも。読んでいるのは解説書と言った方がいいかもしれない。

それが出口 汪(ひろし)著 『源氏物語が面白いほどわかる本』(中経文庫刊)だ。大変読みやすく、『源氏物語』の全体像が正確に理解できるように構成されている。これで、やっと全体のストーリーを把握した(笑)。

巻ごとに系図も示され、今更ながら、ああ、そうだったのかと思わせられるところも多数あった。いつ、原書読みするかわからないが、多分、すらすら頭に入って来ると思う。これから『源氏物語』を通読してみたいと思っている方には、お勧めだ。

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