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2017年10月19日 (木)

もうすぐミカンの季節、そして芥川の『蜜柑』

子どもの頃、あまりミカンは好きでなかったが、最近は、よく食する。今は、早生のものが売られているが、それよりシーズンに売られる熟した黄色いミカンが好きだ。それだと一日に何個も食べる。多い時は10個くらいも(笑)。

さて、芥川龍之介の随筆のような超短編小説に『蜜柑」というものがある。自分の前に間違って座った三等切符を持った奉公に出される身なりの卑しい田舎娘が、走る列車から見送りに来ていた弟たちに窓からミカンを投げる。主人公の彼女に対する思いの変化を記したもの。

ここでも、ミカンの色が黄色いから目立つ。汽車の窓から土手に投げられるミカンの色は、この季節には映えるだろう。芥川も、その色彩効果を小説に利用したのかもしれない。奉公に出されれば、彼らとは、もう、いつ会えるか分からない。

芥川は、幼い子供たちの送別に接して、人生の一行路における、酸っぱさと甘さを描きたかったのだろうか。

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