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2017年11月22日 (水)

対中外交やぶにらみ 2017

今回の対中外交を一般人の視点で見つめてみよう。隣国の中国との外交は大変難しいが、無視はできない。歴史的にも長い付き合いだし、好き嫌いで相手を選べない。ただ、日中関係は、常に不安定なのも事実だ。その多くの要因は中国にある。

まず、それは国土の広さと人口の多さからくる為政の難しさだ。百人おれば百人の考え方があるというように、億人いれば億人の考え方がある。それを一つにまとめるのは至難の業だ。そこで、国家をまとめるため、海外に「仮想敵国」を想定する。それで「仮想敵国」にされた国と揉めることになる。

また多くの人民を食べさせるには、経済の発展の継続が必要だが、国内開発だけでは限界がある。そこで、「一帯一路」戦略とか海洋開発戦略に取り組むことになり、関係各国と摩擦を増やす要因になっている。

すなわち、見方によっては「失業の輸出」戦略とも言えないことはない。アフリカ等へも金と人材を投資し、一時的な雇用を創出するが、現地の雇用開発には貢献しない。進出先の事情にもよるが、中国の進出は有り難いようで迷惑な面もある。

今回の、安倍首相は、李克強首相に、日本は「一帯一路」戦略に接近し、「自由で開かれたインド太平洋戦略」について「中国牽制の意図はない」としている。ただ、本来、中国は「大陸」の国で、「海洋」の国ではない。その辺の棲み分けをどうするか問われている。

日本が、「一帯一路」戦略に関与すると言っても、ビジネス的には、メリットは少ない。しかしながら、中国が「一帯一路」戦略に専念し、「海洋」開発への関与を薄めれば、日本を含めた周辺国家にはメリットもあるかもしれない。

対中関係改善は、時代と共に常に大きく変化する。荒波に浮かぶ船とたとえられる。一時的に関係は改善しても、決して永続的なものではないという覚悟が必要だ。よって国としては、慎重な取り組みが望まれる。他方、企業も、常にリスク分散し、人間関係を重層的なものにしていく努力が求められる。

*2017年12月18日追記

アジア諸国は、中国の、「一帯一路」戦略に懐疑的になっているようだ。中国の進出が必ずしも自国の発展に寄与しないことが分かったのだろう。この動きは、今後も続くだろう。日本としては、無視できないことは確かだが、あまり深入りしないことだ。投資案件も慎重に吟味する必要がある。

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