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2017年11月15日 (水)

『坊ちゃん』を再読

現在、約半世紀ぶりに、子供時代に読んだ明治の文豪の作品を中心に再読しているのだが、今回は漱石の『坊ちゃん』を読んだ。四国の中学の数学教師として就任したものの、まっすぐな性格から、いろいろ騒動に巻き込まれる。

結局、騒動の責任を取る形で、辞職し、東京に帰るまでを描いている。この小説は何を著しているのだろうか。教育界を皮肉交じりに描いているのは、漱石の経験から出たものかもしれない。学校は社会の縮図だけれど、教員にとって、教育の目標はぼやけがちだ。

民間企業のように成果がすぐに現れることはない。人材育成が目標とは言え、学生に、その自覚がなければ、教師がいくら頑張っても空回りする。漱石は、そういうことを描いているわけてばないが、教育者の難しさを描きたかったのかもしれない。教育者に向かなかった「坊ちゃん」は、結局、街鉄(東京市街鉄道)の技手になっている。考えさせられる話だ。

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