『南洲翁遺訓』を再読
来年の大河『西郷どん』を視るかどうかは、まだ決めかねているが、『南洲翁遺訓』を再読した。彼は、当時、入って生きていた欧州の著書にも影響されているというが、基本的に儒教中心の考え方だ。
それゆえ、当時、海外の文化に異常に啓蒙されていた人々を揶揄する感じで、遺訓を残している。基本的には、日本人としての主体性を失わず、いろんなものを観察する目を養い、かつて営々と築き上げた文化を大切にせよと言っている。
大河関係で、最近、この書籍の解説書が出版されているが、若い方は、まず西郷の言葉を自分なりに解釈することをお薦めする。
その上で、解説が必要と思えば、解説書を読んでもいい。ただ、解説書は、わかりやすい面もあるが、解説者の意思が含まれ、西郷の意図を反映していない場合もあるので注意が必要だ。
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