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2017年12月16日 (土)

忘年会の時期だが、、、

各地で忘年会が開かれていることだろう。年忘れの催しと捉えられているが、本来の意味は違う。年齢を無視して、才徳のみ評価した付き合いをいう。これは後漢の孔融(こうゆう)と禰衡(でいこう)の話から来ている。

孔融は、郡の宰相になったり、儒学を奨励したりした。結構活躍したのだが、後に曹操に疎まれ殺される。禰衡の方は、孔融より30歳程度若く、才気煥発だったが、かなり生意気。いろんな上司に仕えるが、傲慢さは治らず、やがて殺される。

そんな二人だが、孔融は禰衡を可愛がって面倒を看たという。馬が合ったのかもしれない。これを「忘年の交わり」という。年齢差に関係なく、交友関係を持つことを指す。また見方を変えれば、年齢差が忘年の交わりを生むとも言える。

年齢差が30歳ということは、高齢者が孫と付き合う感じ(昔の感覚。現在では40歳以上の年齢差が必要かも)。子どもより孫が可愛いように、ライバル関係ではない。むしろ、年輩者は、若い人に対して、自分の時代を重ね思い出しながら眩しく感じることの方が多いだろう。

でも、今の日本の忘年会で、そういう付き合いも、なかなか難しいかもしれない。むしろ、本来の言葉の謂れは無視されて、「年忘れ」の方が優先されるのだろう。

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