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2017年12月 2日 (土)

「麻姑の手」のこと

時々、背中が痒くなるが、手が届かないので、「孫の手」のお世話になる。ただ、この「孫の手」は、本来、「麻姑の手」が正しく、出所らしい。麻姑(まこ)とは、『神仙伝』に登場する若い仙女のこと。

蔡経という人のところに王遠という仙人が降臨した時、麻姑を招き、いろいろ言葉を交わしていると、蔡経は、それに耳を傾けていたが、ふと麻姑の爪が鳥の爪に似ているのを見て、背中が痒い時、こんな爪で掻いてもらったら気持ちいいだろうなと夢想する。

そうすると、王遠に、いきなり打たれる。仙人は、人の考えていることが即座に分かってしまう。これが「麻姑の手」の謂れという。流風も、そういう能力があればと妄想したこともあるが、あればあるで、それなりに苦労もあるかもしれない。

人は、ある程度見えて、ある程度からは見えないように設計されているらしいが、人間らしい生活を送るには、それがいいのだろう。

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