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2017年12月 5日 (火)

映画『いつも二人で』を視聴

今回は、オードリー・ヘップバーン出演の映画『いつも二人で』を視聴した。原題は、Two For The Road。監督はスタンリー・ドーネン。男優は、アルバート・フィニー。珍しく今回は年齢差カップルではない。ありふれた夫婦の姿を描いたものだから。

ところで、オードリーの結婚は客観的に見れば、あまり幸せでないように思う。最初に、ある男爵と婚約したものの破談になったのがケチの付き始め。

1954年にメル・ファーラーと結婚。同業者同士だが、オードーリーはすでに有名であったが、彼は、それほどでもない。現在で言う格差婚であったかもしれない。周囲が何かと噂し、メルは男としては辛かったのかもしれない。そこでヘップバーンより上位になろうとして、齟齬をきたす。

でも、ヘップバーンの方は、そんなに意識していなくて、純粋に家庭を築こうとしていたので、気持ちのずれが徐々に起こる。最初の事故による流産はともかく、彼女は流産が多すぎたことも、その表れかもしれない。そんなこんなで1968年に離婚している。

そして、1969年に、イタリア人の精神科医のアンドレア・ドッティと結婚。10歳年下だ。よくあることだが、彼が浮気をして、心が離れ、彼女も不倫に走る。結局、1982年に離婚。その後は、オランダ人のロバート・ウォルターズと恋愛関係になって終わっている。

見方によっては、恋多き女優ということになるのだろうが、彼女は仕事上の恋愛と私生活は、はっきり分けている。若い時の活躍以後は、仕事に恵まれなかったようにも見えるが、彼女は普通の結婚をして、家庭を築きたかったようにも見える。ただ、周囲がやかましく、思い通りにならなかったが。

さて、そういう予備知識を得て、この映画を視れば、彼女の結婚生活と重なる面も見えてくるような気がする。映画の制作は1966年だから、メル・ファーラーとの結婚が終わりかけている時期だからだ。

映画の内容は、結婚12年目の愛の軌跡。出会いと別れ、喧嘩と仲直り、熱愛と惰性。どの夫婦にも見られる、やがて迎える倦怠期。フランスの田園風景を背景に揺れ動く一組の夫婦を観察している。彼らは、愛を取り戻せるのか。どの夫婦も共感する映画だろう。

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