2018年の金融市場雑感
先日、ある人から、流風さんは、株式投資から早く撤退し過ぎましたね、と皮肉を言われたが、確かに今まで保有していれば、相当の利益を得られたことは確かだろう。しかしながら、私の投資基準からすれば、最早、日本の主要株価は割高なのも事実。
株価は、割高であっても、その動きは予測しがたいもので、現在の高株価は、ある意味、仕方ない。よって早く撤退したことは後悔していない。それに年齢的にも、年金がカットされる時代に投資で無理はできない。
ところで、話は変わるが、日本銀行のマイナス金利政策で、金融機関は青色吐息の状態だ。そこで預金者の口座管理料を取る動きもある。預金者にすれば、わずかな利子もつかない状態で口座管理料を取られれば、一体、預金をどうすればいいのだろうと思うだろう。
大体、他人の褌で相撲を取る金融機関の無能さが今の状況を招いているとも言える。融資先開発もせず、単に融資しやすい先だけしか稟議を通さない仕組みも問題だ。官僚的発想で事業創造の意味を理解している金融マンは絶無なのだろうか。
また日本銀行のマイナス金利政策は、円安に為替を振れさせて株価を上げるのには都合が良かったかもしれないが、これはいつまでも続けられる政策でもない。証券会社だけを太らせて、金融機関には厳しすぎる感じもしないではない。政策変更の調整時期は来ていると思う。
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