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2018年2月14日 (水)

『アテネのタイモン』を読む

シェイクスピアの作品『『アテネのタイモン』(松岡和子訳)を最近読み終えた。随分、後味の悪い作品だ。アテネの富豪のタイモンに集(たか)る人たち。金に集まってきていた人々を勘違いしたタイモン。執事の忠言も無視して破産するまで散財してしまう。

そして、彼が逼塞すると、潮が引くように去っていく。いや、単に去っていくだけでなく、侮蔑の言葉さえ発するようになる。でも、金の切れ目が縁の切れ目とは、昔から、よく言われるが、金でつながった人間関係は脆い。

結局、彼は失意の中、亡くなっていく。全体を流れるシェイクスピアの金銭をベースに厳しい人間観が伝わって来る。寂しい気持ちになるが、それが現実でもある。そして、どのような人を大切にして耳を傾ける必要があるのか、問い返してくる感じ。これは、ある意味、現代人にも問いかけているように思う。

*追記

結構、エロイ表現も多く、訳者も苦労されているようだ(笑)。シェイクスピアの作品は随所で、それが溢れているので、この作品だけではないが、ちょっと表現が過激。子供は、あまり読まない方がいいかもね。

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