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2018年3月10日 (土)

人の寿命は分からない

ある俳優さんが急死した。年齢も近いから、明日は我が身かと不安になる。いつか死ぬと分かっていも、自分だけは、そう簡単に死なないと思っている甘さ。人の寿命は天のみ知っていると祖母がよく言っていたが、その通りかもしれない。

というのは、私は子供の頃から体が弱く虚弱体質と医師に言われてきた。それゆえ、子どもの頃は、親に対して、「お宅のお子さんは成人できないかもしれない」と度々伝えられている。母は悲観して気が滅入ることもあったそうだが、お百度詣りもしたという。

ところが、高校生の頃、母は担任の先生に、「お宅のお子さんは30歳まで生きることは難しい」と面談で言われたという。この時、複雑な気持ちになったそうだ。かつて医師が言っていた20歳より10年寿命は延びたが、それでも、まだ30歳。

しかしながら、母の願いが通じたか、20歳になっても死ぬ様子はなく(笑)、無事、大学を卒業した。そして社会人に。働きだして、体が少ししっかりしたのか、30歳になっても死ぬ様子はなかった(笑)。

その後、海外交流会で知りあった女性から、「あなたは、とてつもなく長生きをする」と言われたが、冗談だと思った。このことは以前にも記したかもしれない。人は他人の寿命に関して、いい加減な発言をするものだと改めて認識した。

そして、両親が亡くなった後、ついには還暦を過ぎた。ただし、体内は、一部相当傷んでいて、長生きは難しいと今、最近、医師に言われている。確かに現代医学の進展がなければ、もうとっくに天国に召されていたかもしれない。

でも、今までの経験から医師の寿命予測は怪しいものだと思っている(笑)。それゆえ、余りの人生を面白、可笑しく生きたいものだとつくづく思う。医学的見地だけで寿命が決まるとは考えたくない。寿命は誰も分からないだ。

確かに寿命は天のみ知るものかもしれない。但し、最近、寿命は自身が決めるものかもしれないと感じる。

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