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2018年4月30日 (月)

分かりやすいニュース解説の裏

最近は時事解説で、分かりやすさが求められているようだ。民放では、元NHK記者のI氏がよく登場する。彼の話ぶりは、いかにも真実らしく聞こえる。もちろん、彼は嘘を言っているわけではない。彼なりの情報収集と分析による知識に基づいて説明している。

ただ、彼の話を鵜呑みするのは、どうかと思う。すべての事象には多くの見方があり、彼は一部を切り取って説明しているに過ぎない。情報の出所も不明だ。仮に明確にしていても、その情報源には偏りがある。

すなわち「分かりやすい」説明とは、なかなか厄介なのである。どれかの情報を取り、どれかの情報は切り捨てる。選択は解説者の意思が入る。よって、「私の分析では」と一言付け加えればいいが、それは無視されて、一般論のように説明され、それが真実のように伝えられる。これは危ういことだ。

これはNHKのニュース解説や民放のニュース解説にも言える。いずれも解説者の主観が入る。ちょっと間違えば、真実から遠いところにある。怖いことだ。ニュースは、疑いながら、限界はあるだろうが、自分なりに分析することが求められる。視聴者は、このような番組を見るなとは言わないが、警戒心は持つ必要があるだろう。

*追記

結局、ニュース解説は、コメンテイターの意見同様、一つの意見と考えておいた方がいい。よって解説者の人物査定が必要ということになる。

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