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2018年5月 5日 (土)

京都人との付き合い方

現在、ドラマで、京都を扱ったものがある。それは横山由依さん主演の『はんなりギロリの頼子さん』。ドラマに描かれているように、京都人と付き合うのは、なかなか骨が折れる。それは言葉に裏と表があるからだ。

それは京都人ではなかったが、祖母や母の「京都人的思考」に振り回された経験から言える。本音を隠して、建前を前面に出す。それを、そのまま受け取ると、反発を招く。ただ、内側に入ってしまうと、意外と楽なのも事実。そして、京都人は案外、義理堅い。

それは贈り物への返しにも言える。普通、物をもらえば、その返しをするが、祖母や母は、値踏みをして、それに、いくらか乗せる程度の物を返していた。少なくすることもないし、多過ぎることもない。そのバランスが絶妙だった。

それも、すぐには返さない。すぐにお返しするのは失礼で、機会を慎重に見定めて返す。相手が遠慮なく受け取れる配慮だ。直接返すこともあるが、間接的に相手に分からないように返す場合もある。返す手立ても様々だ。

現役時代、次のようなことがあった。仕事で、京都の業者さんにプレゼンテーションをしたのだが、生憎、条件が折り合わず、ビジネスは成立しなかった。それで仕事は流れた。

ところが、しばらくして、全く知らない業者から私指名で仕事の依頼があった。全く存じ上げない業者で、不思議なことがあるものだと、警戒しながら取引したが、調べてみると、会社自身には問題なかった。

ビジネスは成立し、それなりの成果を得られた。なぜ、私を指名したのか、担当者に聞いても、曖昧な返事だった。それから数年して、どうも、あの京都の業者さんが紹介したものらしき足跡を得たが、確証はない。

その他にも、ある京都の別の業者さんに売り込みに行ったが、残念ながら、商談は不成立だった。ただ、話の中で、ある仕事で、少し困っていることがありそうなので、気軽に知りあいを紹介した。そうすると、後日、しばらくして、上記と似たような話があり、ビジネスが成立した。

このように見ていくと、今のことは知らないが、京都人は義理堅く、ギブアンドテークを重んじると思う。テークしたものは、少し多くギブするのも、祖母と母の行動様式と似ているかもしれない。あるいは縁を大切にするのだろうか(*注)。

京都人は、とっつきにくく、外部の人間は付き合いは難しいと言われる。ただ、付き合うと、それなりにメリットもある。それには、彼らが、まず求めているもののギブが必要かもしれない。期待せず、待てば、いいことがあるかもしれない(笑)。

*注

あくまでも、私個人の見解です。その他にも、いろいろあるのだが、差し障りがあってはいけないので、記すのは止めておく。私自身は、そんなに悪い思いをしたことはない。拙ブログでは、若干、皮肉を込めて、京都の悪口を記してきたが、久しぶりに、褒めておく(笑)。

*追記

もちろん、大阪の業者が、京都人に、いけずして、三倍返しされた話も聞いたことがある(大袈裟に言っていると思うが。笑)。付き合い方を間違えば、大変なことになるようです。

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コメント

>>大阪の業者が、京都人に、いけずして、三倍返しされた

京都は大阪から鬼門の方角にあるからなぁ…
触らぬ神に祟りなしですわ。

投稿: bubudeke-iya | 2018年6月 3日 (日) 00時32分

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