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2018年6月24日 (日)

相如と文君の恋 その二

宴が終わってから、卓文君を恋い慕うラブレターの「琴歌(きんか)」を贈る。内容は次の通り(文献により、多少、読み下しが異なる)。

 その一 鳳(ほう)や鳳や

鳳や鳳や 故郷に帰る

四海に遨(ごう)遊して其の凰を求む

時に未だ通遇せず 将(たす)くる所なし

何ぞ悟らん今夕 其の堂に升(のぼ)れば

艶なる淑女ありて 此の房に在らんとは

室は邇(ちか)く人遐(とお)く 我が腸を毒す

何に縁(よ)りて 頸(くび)を交えて鴛鴦(えんおう)とならん

 その二 凰(おう)や凰や

凰や凰や 我に従って棲み

孳尾(じび)を託して 永く妃と為すを得

情を交え 体を通じ、心を和諧せん

中夜相い従うも 知る者は誰ぞ

双び与(お)き 倶(とも)に起(た)ちて 翻って高く飛ばん

我が心に感ずる無くば 予をして悲しましむ

「その一」は解釈は不要であろう。「その二」も不要であろうが、かなり直接的でエロいプロポーズ。枕を重ねた時の情交の風景を夢想している感じ。彼女が寡婦であることを意識したものになっている。処女であれば、こういう内容にしなかっただろう。

この手紙を受け取った卓文君の反応は早い。早速、相如のもとに出かけ、駆け落ちして、成都に向かう。ただ生活は苦しく、文君は父親に泣きついて援助を求めたが、激怒した卓王孫は、にべもなく断り、決して援助しようとはしなかった。

次回に続く。

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