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2018年8月 7日 (火)

リーダーの資質と覚悟

現在、バブル崩壊時の日本を描いたドラマ『ハゲタカ』が民放で放送されている。確か、以前、NHKでも、放送されていたように思う。その主人公が、経営者に「覚悟はできているのか」と迫る場面がある。

そして、時は移り、現在、大企業の不正が、次々と明らかになっている。大企業の不正はなぜ起こるのか。リーダーの条件が問われる問題だ。不正の事象を見ていくと、本来、組織の風通しがよければ、起こることはないと思われる。それを阻害しているものは何か。

基本的にトップの経営姿勢であろう。不正を許さぬ姿勢を貫けば、問題は起こらない。それが起こるのは、不都合なことは隠蔽しようとする組織力学が働くからだ。トップに恥じをかかせれば、自分の立場が危うくなると考える人々の存在だ。

そのような組織風土が生まれたとすれば、明らかにトップの責任。一般的に企業のトップあるいは重役の任期は、2期4年が限度だ。オーナー企業を除いては、トップも代えていく。もし、それを延ばそうとすれば、恣意的な力が働く。

組織を自分思い通りに運営しようとする。それは独善的で独裁的な運営になりがちだ。経営が、うまく行っている時はいいが、少しおかしくなると、急激に業績を悪化させ、企業全体が崩れていく。

前置きが長くなったが、それではトップの資質と覚悟は、どのようなものだろうか。基本的に言えることは、エリートが必ずしもトップに相応しいとは言えないことだ。確かに、知識を得る努力は尊敬に値する。

だが、企業業績は結果で、正しいプロセスを踏まなければならない。不都合なことが起こった時、保身に回ると、決断に迷いを生じやすい。保身が邪魔をするのだ。例えば、本来なら、身を引く決断をすべきところを、地位にしがみつこうする思考が誤らせる。

本当のトップは、定めた目標(ゴール)のためには、右往左往しない。もちろん、大きな成果を望める代わりに大きなリスクもある。仮に失敗しても、世間の評価は気にしないと覚悟ができている。

*追記

ただ、サラリーマン社長の覚悟には限界があるとも言える。よって彼らの任期は、2期4年が限度だ。ということは、彼らによって運営される企業は定期的に見直し、「解体」「再編」される必要がある。

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